アガリクス茸って冬虫夏草の仲間なの!?
2022/02/07


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アガリクス茸ってなんか聞いたことがあるような、ないようなそんなネーミーングですが、
実は1990年半ば頃に、大ブームになったキノコなのです。キノコのかさの形は、マッシュルームに似ていて、柄の部分が太く長いのが特徴で、香りが強く、肉質には甘味があります。歯触りもよく、和食、洋食、中華料理とどの料理にも適していると言われています。食べても、煎じても、様々な効果をもたらします。通称アガリクス茸、学名アガリクス・ブラセイ(和名カワリハラタケ)というキノコは、日本の裏側にある南米のブラジルが原産です。
アガリクス茸に重要な生育環境とは?
ブラジルの東南部、サンパウロ郊外のピエダーテの山地に自生し、住民が昔から食用としていたキノコで、アメリカのフロリダや南米カロナイナの平原にも分布すると言われています。昼間の気温が35℃、夜間が20~25℃で過ごしやすく感じます。そして夕方の定期的なスコールがあり、こんな気象条件の元でしか生育しないというアガリクス茸は、野生のものはこのピエダーテという土地には古くから野生の馬がおり、その馬糞が堆肥となってアガリクス茸が育つ土壌がありましたが最近では馬がいなくなり残念ながら今は、ピエダーテではアガリクス茸は発生しなくなっています。
人工栽培が難しいアガリクス茸
自然条件の厳しい制約によってこのアガリクス茸は人工栽培が極端に難しく、これまでは原産地での生産に頼っていたため、年間約10tしか採れませんでした。そのほとんどが、ピエターデで消費されるか、アメリカへの輸出で消費されてしまい、日本にお目にかかれなかったのです。
アガリクス茸の効能とは
アガリクス茸はガンに効く、血糖値が下がる、肝炎やエイズにも改善効果があるなどと証明されてきたそうです。
一部抜粋して効能をご紹介いたしますね。
・循環系統への作用
高血圧
心臓病
血栓症疾患
白血病
悪性リンパ腫
冬虫夏草とも重なる機能性がありますが、キノコ自体が素晴らしい機能性を持っているのかも知れません。
参照:免疫食 水野卓