アラゲキクラゲとシロキクラゲとの違いは?
2021/02/02

出典:Weblio辞書 アラゲキクラゲ
一般的にラーメンなどで使われているきくらげは、キクラゲやアラゲキクラゲが多く、利用されています。そもそもキクラゲとアラゲキクラゲも違います。え?キクラゲだけじゃないの?そう思いますよね。
キクラゲとは?

Anemone123 / Pixabay
キクラゲが主に食用として扱われているのは、中国や韓国です。キクラゲそのものはヨーロッパなどにも幅広く分布しています。英名はユダヤの耳、種種名は「ユダの耳」と呼ばれています。中国では木耳(キクラゲ)と、世界各国から見ると『耳』に見たてて名前が使われていたと言われています。日本ではキクラゲというのは、海のクラゲのようにコリコリ食感のキノコだと言われています。
キクラゲとアラゲキクラゲの違いとは?
キクラゲもアラゲキクラゲも一般的には区別されていません。キクラゲはアラゲキクラゲと比較すると、少し柔らかいので炒め物に使われています。アラゲキクラゲは肉厚なので、ラーメンの具に使われています。特徴的な違いとしては、傘上面の毛が、アラゲキクラゲは直立した毛ではっきりわかるのに対して、キクラゲはなめらかで毛は良く観察しないとわからないレベルです。
白いキクラゲとシロキクラゲの違いは?
出典:きのこ図鑑 シロキクラゲ
キクラゲには、黒ではなく白いキクラゲがあるのをご存知でしょうか?
ただキクラゲも見た目は白くても厳密には種類が違うようです。
『白いキクラゲ』と呼ばれているのは、あくまでもアラゲキクラゲであり、アラゲキクラゲが突然変異によって白色が出来たものになります。『シロキクラゲ』と呼ばれているのは、シロキクラゲ目、シロキクラゲ科、シロキクラゲ属のシロキクラゲで種類が異なっています。
・白いきくらげ ⇒ キクラゲ目 キクラゲ科 キクラゲ属 アラゲキクラゲ(白色突然変異種)
・シロキクラゲ ⇒ シロキクラゲ目 シロキクラゲ科 シロキクラゲ属 シロキクラゲ
シロキクラゲはアラゲキクラゲよりも淡白で無味無臭です。
またシロキクラゲは、アラゲキクラゲよりもビタミンDが圧倒的に多く約13倍も入っています。
・アラゲキクラゲ 69.6μg
・シロキクラゲ 970μg
参照元:http://foodpocket.jp/shokuzai/kinoko/aragekikurage/
キクラゲは元々ビタミンDが豊富なキノコです。ビタミンDはカルシウムとリンの吸収を促してくれる有り難い成分です。どうしても、ビタミンDを多く摂取した人はシロキクラゲを、長くじっくり食べて骨を丈夫にしたい人は値段が安いアラゲキクラゲおススメです。