ヘモグロビンA1cを食べる順番で減らせる!?
2017/10/18


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今回は食事療法の中でも、食べ順でヘモグロビンA1cを下げる方法について紹介させていただきます。といっても聞いたことがあるからも多いと思います。
食べる順番ダイエットとは
やり方としては、最初に野菜、次におかず、最後にご飯をを食べるシンプルな食事です。医学的にも解明にされているようです。実際にどのように食べたらよいのでしょうか?
次のパターンで食べときに違いが出たようです。
Aパターン ご飯→野菜
Bパターン 野菜→ご飯
Bパターンの法が食後の血糖値の上昇が抑えられたことが分かったようです。それと同時にインスリン分泌量が少ないのに血糖値が緩やかになっていたため、たべる順番によってインスリンが節約されていたことが分かりました。
食べる順番のヘモグロビンA1cの値が優位に低下
333人の糖尿病患者を対象に2年半にわたって食べる順番療法によって指導した患者とそうでない患者を比較したところ、ヘモグロビンA1cが優位に低下したまま推移したようです。(日本栄養学雑誌 第53巻 第12号 p16-23)
食べる順番でインクレチン(GLP-1)が増加!?
野菜を裂きに食べることで、血糖値の上昇が抑えられるのは、食物繊維が小腸に入って炭水化物などの糖の吸収が遅くなるからだと考えられています。炭水化物が小腸下部に入ることで、インスリンの作用を高めるインクレチン (GLP-1)を増やしている可能性があるそうです。
誰もが簡単に出来る食事療法の『食べる順番』を紹介させていただきました。健康食品もそれぞれに役割がありますが、私たちが普段口にしているもので体を改善してくこと、そして健康食品はそのサポートとして使ってもらえばと思います。
参照元:<糖尿病>ヘモグロビンA1cを下げるコツがわかる本 栗原毅氏