ペットが癌になった時に食べるものとは?質問まとめ
2021/06/15


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口の中に癌が出来ているペットを何とかして治したいという方からお問合せいただきました。今回も冬虫夏草をご購入いただきましたが、冬虫夏草以外の食べ物についても『癌対策』になるものはないのか調べて見ました。
Q1 『ペットの癌』にフコイダンはいかがでしょうか?

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A 昆布だしで試してはいかがでしょうか?
フコイダンとは、コンブ、ワカメ、モズクといった海藻のネバネバに含まれる硫酸多糖という一種です。1996年に制癌作用が報告されてから注目を集めています。人間の悪性リンパ腫の『培養細胞株』にアポトーシスを起こさせることで発見されています。実際には試験管レベルの話であり、ヒトや犬などのデータは乏しく、医療レベルでは十分な科学的根拠がないと言うのは現状です。
ただ、須崎氏によりますと、昆布を細かく刻んだ煮出し実を飲んでも有害になるとは考えにくく、おじやに昆布だしを使うことは経験上は問題ないと述べています。
(参照元:須崎動物病院院長 須崎恭彦氏のがんが逃げていく食事と生活から抜粋 p139)
Q2 『ペットの癌』にキノコ抽出成分は有効でしょうか?

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A キノコを煮出した汁でお試ししてはいかがでしょうか?
キノコ抽出成分(AHCC)は免疫活性物質の1つで、キノコの菌糸体を大型タンクで長期間培養して抽出した物質です。主成分はαーグルカンという多糖類で、アガリクス成分でβーグルカンとは異なる物質です。現時点ではキノコ抽出物を経口的に使用することを推奨するのは十分な科学的根拠は構築中とのことです。
須崎氏によりますと、キノコを細かく刻んで煮汁を摂取するのは経験上問題ありません。
(参照元:須崎動物病院院長 須崎恭彦氏のがんが逃げていく食事と生活から抜粋 p141)
ひご自然食品では冬虫夏草というキノコをペット用でもご用意しております。粉末ごと、ペットフードにふりかけて食べさせて下さい。
Q3 『ペットの癌』にプロポリスはいかがでしょうか?

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A 推奨できる十分な科学的根拠はまだありません。
プロポリスはミツバチが巣の内張を埋めるために採取した植物の樹脂と自分の分泌物を練り合わせた、ミツバチの巣の中をほぼ無菌状態する『天然の抗菌物質』です。巣から分離する際に不純物質が含まれるため、摂取するとハチや蜂蜜のアレルギー反応を生じることがあります。プロポリスに含まれるカフェ酸フェネルエステル、ケルセチンなどの成分は癌予防効果が期待されています。しかし、まだ癌治療目的でプロポリスを経口的に使用することは推奨する科学的根拠はないというのが現状です。
(参照元:須崎動物病院院長 須崎恭彦氏のがんが逃げていく食事と生活から抜粋 p143)
まとめ
まだまだ科学的根拠がペットの癌に対して追いついてはいませんが、今後も増加してくるペットの癌を予防する食べ物は実証していくしかありません。ひご自然食品の冬虫夏草もお客様がペットに与えたことで、癌の腫瘍が小さくなったとおっしゃていましたが、すべての犬猫に効くかどうかはまだまだ未解明です。