ミネラル不足で血糖値が上昇?
2020/12/12


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こんにちは。ひご自然食品の久保です。アールミンデル栄養学博士はこんなことを言っています。『他の栄養素はミネラルなしでは働かない』ミネラルは体にとって欠くことのできない微量元素で、代謝活動で中心的な役割をになっています。他の栄養素と違うのは、ミネラルは自分の体内で作ることが出来ないということで、普段から意識して食物から摂取しないとすぐに、ミネラル不足になってしまいます。
糖尿病人はミネラルがダダ漏れ!?
糖尿病は進行していくこと、糖分が多量に尿中に排出されてしまいます。この時に、亜鉛、クロム、マグネシウムなどのミネラルも排出されてしまいます。糖尿病患者の栄養調査を参照したことによると、血清中の亜鉛、鉄、セレン、マグネシウム、鉄、カルシウムなどの濃度が健康な人よりも低く、ミネラル不足であると報告されているそうです。ミネラル不足は、尿へのミネラル多量排出やそもそもミネラル摂取が不足していて、インスリンの分泌が低下してしまいます。結果血糖値の上昇を招いてしまいます。糖尿病の人にとって大切なミネラルは、亜鉛です。亜鉛は血糖値を下げるホルモンであるインスリンが合成、貯蔵される時に必要不可欠なミネラルなのです。
亜鉛を含む食品とは?
亜鉛は肉、魚、穀物、レバーや卵黄に多く含まれています。現在の食生活にファーストフードやインスタント食品などの偏って食品が入ってきてから、亜鉛は不足気味になっています。亜鉛は微量元素であるため、毎日の食生活で意識的にこまめに摂取していくことが大切です。
【亜鉛が多い食品】 ごま、松の実、ほたて、蕎麦、大豆など
【その他ミネラルの役割】
セレン・・・インスリン分泌の指令を伝達する役割
クロム、マブネシウム・・・糖質の代謝を改善してインスリンの感受性を増強させる
カルシウム・・・インスリン分泌を刺激する
マンガン・・・インスリンの合成に必要
カリウム・・・合併症の予防に役立つ
参照元
糖尿病を治したい人は『キクイモ』を食べなさい
岡宗男氏