特効成分コルジセピンをもつ冬虫夏草のちからとは?
2021/02/02


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冬虫夏草は、他の植物にはなかなか存在しない特有の成分、『コルジセピン』という成分が存在します。
イギリスの科学雑誌「Nature」に発表されたのが最初になります。その後、1961年の「Canser Research」にDonald V.Jaggerらが、マウスのエーリッヒ腹水ガンに対して抗腫瘍作用があると報告されていて、遺伝子情報に関与する重要な核酸物質になります。
核酸とは?コルジセピンとは?
核酸とはタンパク質と並んで、生体に最も重要な高分子有機化合物で、糖、燐酸、塩基の3成分から構成されているものです。簡単に言えば、コルジセピンは生物の増殖や遺伝子などに関わる重要な物質で、狂った遺伝子などを元の正常な遺伝子に戻す働きがあると言われています。
図コルジセピン 出典:サイエンンスジャーナル
遺伝子の異常(癌)と闘う冬虫夏草有効成分コルジセピンとは?
遺伝子の異常で、代表的なのが『癌』です。正常な遺伝子が突然変異によって癌遺伝子に変わったことから引き起こされてしまい癌細胞が増殖していきます。コルジセピンは癌細胞自身を自滅させたり(アポトーシス誘導作用)、癌細胞増殖のシグナル自体を阻害したりする効果が報告されています。
ここ最近でのデータでは、日本全体で2013年の1年間で36万人もの方が、癌でなくなっています。残念なことに今後も増加が続くと予想されています。毎日の食生活に、味噌汁に1杯でも冬虫夏草を取り入れていくことで、楽しく病気のない生活を送っていきたいものです。
参照
Induction of apoptosis by cordycepin via reactive oxygen species generation
in human leukemia cells
Jin-Woo Jeong a,b,1, Cheng-Yun Jin c,1, Cheol Park d, Su Hyun Hong a, Gi-Young Kim e, Yong Kee Jeong f,
Jae-Dong Lee b, Young Hyun Yoo g, Yung Hyun Choi a,c,d,⇑
日本冬虫夏草末期ガンへの挑戦