桑の葉の血糖値抑制作用について┃桑の葉の効果についての論文紹介
2022/01/20


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桑の葉と血糖値はいろいろな健康食品で販売されて言いますが、実際に何が良いのでしょうか?
桑の葉の研究レベルではありますが、機能性食品開発のために血糖値抑制について調べていた論文がありましたので、紹介させていただきます。
目次
糖尿病の臨床で使われるαーグルコシダーゼ阻害薬とは?
糖尿病の臨床で使われている経口糖尿病薬の一つ、αーグルコシダーゼ阻害薬、アミラーゼ、二糖類水解酵素の活性を阻害して、糖質の消化、吸収を阻害または、遅延させることで食後の血糖値抑制をしています。α-グルコシダーゼ阻害薬の作用機序の特徴は、血中のインスリン濃度を高めないのが特徴です。
桑の葉の1-デオキシノジリマイシンの効果は?
桑の葉の有効成分1-デオキシノジリマイシンはα-グルコシダーゼの阻害作用があると言われています。様々な植物で、α-グルコシダーゼ阻害作用があるものが検出され研究を続けております。桑の葉エキス末のα-グルコシダーゼを阻害することで血糖値上昇抑制効果が期待されています。
ヒト小腸粘膜酵素とヒト唾液酵素のIn Vitro試験
桑の葉のエキス末で試験をしており、ヒト小腸粘膜二糖類分解酵素に対して、拮抗的に阻害することが確認されています。二糖類水解酵素の種類によって、顕著に異なることを明らかにしました。また桑の葉エキス末で消化酵素阻害効果がin vivoで発現して、糖質摂取による血糖値上昇抑制をラットと人で検証されています。
桑の葉の血糖値上昇抑制効果について
スクロースを主成分として、桑の葉エキスを添加して、血行値上昇抑制を検討されています。結果では、桑の葉エキスの添加量はスクロースの10分の1程度の効果で、血糖値抑制効果は桑の葉のエキス添加量に依存して、発現することが明らかになっています。
参照:桑葉エキス末の血糖上昇抑制作用を利用した機能性食品開発に関する研究
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