桑の葉は昔から糖尿病の『特効薬』だった!?
2022/01/20


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桑の葉は今でこそ、身近で飲む機会が増えてきていますが、かなり昔から飲まれている素晴らしい素材の一つです。
漢方で用いられている桑の葉

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鎌倉時代の臨済宗の開祖・栄西が桑の葉のことについて『喫茶養生記』に記しています。これは漢方に基づいたもので、桑の葉が漢方でどのように用いられてきたかが書かれています。桑の葉の漢方での扱いは、『肺経、肝経にはいり、風を去り清熱する。血を涼め、目を明らかにし、頭痛、目赤、口渇、肺熱により含嗽、風痺、下肢の象皮腫を治す』とあります。どういう意味かというと呼吸器系統や消化器官の代謝疾病の糖尿病、腹痛の他様々な病気に効くように解釈できます。
中葯志での桑の葉の薬効とは?

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中華人民共和国の中国産薬物について解説した解説書が『中葯志』です。その書物の中では、どんな薬効があるのは以下の項目が記されています。
・寒熱、出汗を除く
・大、小腸を利す
・止渇くし茶法の様相をしめす
・霍乱(暑気あたりの病)による腹痛、嘔吐、下痢を治す。
・通風、出汗、撲滅による瘀血を除く
・風痺を去る
・盗汗をとめる
・風泪を去る
・咳嗽を治す
・止血
・腸風を去る
・血を涼め、胃渇ぎだし、湿を燥す。
・吐血、金瘡、出血を止める
・喉痛、歯痛、
・顔の浮腫を治す
マウス試験でも確認された血糖値対策の桑の葉

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検査機関:神奈川県衛生研究所
遺伝的に糖尿病を発症するラットを選んでいます。生後40週ごろで糖尿病の状態になってしまいます。
桑の葉を与えないマウス・・・30週から血糖値がドンドン上昇して45週には空腹時の血糖337㎎/gl
完全に糖尿病となりました。
桑の葉を与えたマウス・・・桑の葉を飲んだ試験では、エサに2.5%、5%を混ぜたマウスのグループでは血糖値があがらなかったと報告されています。46週齢での血糖値では、2.5%のグループは153.8 2.5%のグループは114.0だったようです。 かなり大きく血糖値が変化していることが分かりました。
まとめ
桑の葉粉末を与える、もしくはなしにした場合は、インスリンの分泌をする膵臓のβ細胞が極端に減少しているの対して、桑の葉を飲んだ場合はβ―細胞が良く保蔵されていたようです。今後を毎日の食事に1サジで、桑の葉の糖尿病対策していきましょう。
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