肺癌の死亡リスクについて|宮崎県産100%冬虫夏草
2021/02/02


oracast / Pixabay
冬虫夏草を購入されたお客様から肺がんの資料を入れて下さいと言われたため、肺癌について調べてみましたのでご紹介させていただきます。
死亡率の高い肺癌とは!?
日本人が人生を生きていく中で、肺癌に罹ってしまう割合は、男性で7.4%、女性で3.1%とされています。肺がんの年齢調整死亡率は昭和30年(1995年)に比べて、男性は5倍、女性は4倍に増加しているようで、近年は横ばい傾向です。また男性の方が肺がんでの死亡率が高い傾向にあります。
【部位別に見た悪性新生物の年齢調整死亡率の順位】
男性(平成22年)
1位 肺
2位 胃
3位 大腸
4位 肝臓
5位 膵臓
女性(平成22年)
1位 大腸
2位 乳房
3位 肺
4位 胃
5位 膵臓
参考資料 厚生労働省「人口動態統計」
喫煙が発症リスクを高める!
ご存知の方も多い思いますが、喫煙は最も重要な肺癌の危険因子であり、扁平上皮癌と小細胞癌では喫煙との関連が強いようです。閉塞性肺疾患、職業的曝露や大気汚染による原因物質の吸収で50歳以上が危険因子になっているようです。
主な肺癌になるリスク
男性 非喫煙者<喫煙者 (喫煙者の4.5倍が肺癌になる可能性)
女性 非喫煙者<喫煙者 (喫煙者の2.8倍が肺癌になる可能性)
・受動曝露の影響で受けてない人の1.3倍
・喫煙開始年齢が若いほどリスクが高まる
・喫煙者が禁煙すると喫煙を継続していた場合よりもリスクは低下する。
肺癌の発生機序とは?
肺癌は増殖細胞に関与する遺伝子の変異(癌遺伝子、がん抑制遺伝子)とそれに伴う細胞変化が経時的、段階的に蓄積して、生じると考れられています。(多段階発癌説)
発癌要因とされているのが、タバコに含まれるベンツピレンや石綿などが遺伝子変異を起こして、癌を誘発されてる言われていますが、不明な点も多いようです。
癌になってからでは、遅いので少しでも喫煙されている方は減らして、非喫煙者は喫煙場所から離れて、受動喫煙を少なくしていく環境作りも大切ではないのでしょうか。
参照元:病気がみえる Vol4 呼吸器p220~p221