腫瘍マーカーはどんなものがあるのか?
2021/06/15


DarkoStojanovic / Pixabay
こんにちは。ひご自然食品の久保です。冬虫夏草をご購入のお客様で、癌を外科的に処置後に、再発防止で飲んでいる方がいらっしゃいます。実際がんになってからでは遅いですが、少しでも予防のために、情報として拡散されればと思い腫瘍について調査してみました。
がんの発生部位を血液に含まれる成分で推測できる!?
がんが発生した臓器によって、たんぱく質や酵素、ホルモンなどを悪性腫瘍は体内に放出します。血液中にこれらの物質が含まれていないかどうかを調べることで、がんの発生部位を推測することが出来るようです。
腫瘍マーカーの種類は40種類もある!
参考:独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス
がんの腫瘍マーカーは全部で40種類ほどあるといわれていますが、肝がんマーカーとして用いられているのは下から3番目のAFP(アルファフォトプロテイン)、AFP-L3分画、PIVKA-Ⅱ(ピブカ・ツー)の3種類になります。
肝がんマーカーの特徴とは?
- AFP 未熟な細胞を作るたんぱく質 胎児期には産生されるが成人になると、ほとんど産生されません。がん細胞は未熟な細胞の性質をもっているので、がんができるとこのたんぱく質が作られます。肝がんだけの特有なものではありませんが、高い確率で肝がん(肝細胞がん)が合併していることが知られています。
- AFP-L3分画 AFPと同様のたんぱく質の一種で、陽性の場合、90%以上の確立で肝がんがあることが分かるようです。
- PIVKA-Ⅱ 感度が少しひくく、早期の肝がん診断には不向きです。反対に陽性であると肝がんである確率が高くなります。
腫瘍マーカーの検査はどんな風に行われるの?
1回の血液検査でできて、ある程度腫瘍が大きくならないと検出されないことが多いようです。早期発見のためにも画像検査を同時に行うと良いようです。
腫瘍マーカーを使わないのが一番ですが、がんになってから少しでも早く発見、そして対処できればと思います。
参照元:図解でわかる肝臓病 渡辺純夫氏