薬用酒にも!?冬虫夏草酒の作り方、楽しみ方
2021/02/02


Ben_Kerckx / Pixabay
ひご自然食品の久保です。
冬虫夏草を飲んでいただく方には、基本的には白湯で飲むことをお勧めしております。
ここでは、冬虫夏草を違った形でお楽しみされたい方のために、お酒を使った飲み方をご紹介させていただきます。
かんたん冬虫夏草酒の作り方
洋酒の空き瓶をご用意していただき、これらにラベルを貼り、35度のホワイトリカーと、少量の砂糖もしくは蜂蜜を加えて、漬け込みびんを準備します。弊社の冬虫夏草は滅菌加工しておりますので、天然品のように、洗う必要はありません。
原酒の選択
冬虫夏草は味や香りに特別なクセや刺激臭といったものがなく、どんな酒とも調和する親和性があるため、漬け込む原酒の選択は自由です。お客様の好みによりますが、基本的には有効成分の浸出にはアルコールの浸透圧の力が重要です。漬け込んだ材料の防腐性が求められることから、アルコール分は30度以上、強いものほど効率がことになり、これらの性質から35度のホワイトリカーが経済性と合わせても利用しやすいのではないでしょうか。このほか黒糖焼酎、泡盛、高粱酒(こうりゃん)、汾酒、ウォッカ、ウイスキーなどが利用されています。宮崎では焼酎で有名な霧島酒造さんが製造している冬虫夏草成分が含まれる「金霧島」を販売しています。
漬け込みの量(熟成)
瓶全体の高さを10とした場合に、10分の2~5を目安に冬虫夏草を入れて下さい。後は、選定したアルコールを瓶に入れていきます。
漬け込み期間
ふつう有効成分の浸出にはおよそ3ケ月を目安に光が直接当たらない場所に保管すると良いです。
糖分の割合
好みで無糖仕上げも良いかと思いますが、通常は1.8ℓの原酒に対し砂糖(基準として)大さじ(山盛り)2杯で仕上げます。ある程度は各自の好みに応じて甘味を調整してお楽しみ下さい。
参考:原色冬虫夏草図鑑 清水大典/著