血圧が上がる6つの要因とは?
2022/01/17


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高血圧って何でなるのかご存知でしょうか?そもそも血圧って何が原因で、高くなり低くなったりするのでしょうか?血圧を決める6つの要因についてお話させていただきます。
心拍出量
心臓がドクンと1回の拍動で血液を送り出すことを1回拍出量といいます。心拍拍出量というと、心臓が1分間に血液を送り出す量のことで、1回の拍動が強ければ強いほど血液が高くなります。
細い末梢血管
細い末梢血管だと、血液が流れる際に受ける抵抗が強くなります。血液を送り出すに心臓が強い力で送り出すので、細い血管に圧力がかかり血圧が上がってしまいます。
血液量
体の中を流れる血液量が多いと、血圧はもちろん上がってしまいます。
血液の粘度
血液には血漿(液体部分)が約55%、赤血球(固体部分)が約45%からなっており、この固形分が増えてくると血液が粘り気を帯びて、流れにくくなると共に血圧が上がっていきます。また粘度があっても心臓はスムーズに流そうとするため、強く振動します。このことで、血圧がさらに上がります。
大動脈の硬化
大動脈は心臓から胸部や腹部に至る体の中心に走るもっとも血管の太いものになります。この大動脈が硬化してしまうと弾力性が失われ、血圧上昇を和らげることが出来ずに血圧が上がってしまいます。
もっとも血圧を上げる原因とされているのは①心拍出量と②細い末梢血管になります。また腎臓の働きも重要になります。腎臓は余分な水分や老廃物をろ過する器官です。塩分を摂りすぎると血圧が上がると良く聞きますが、腎臓には取り入れた詩を水分と一緒に排出する排尿とい働きがあります。腎臓もうまく働かないと塩分と水分の血液量が増えて、血圧が上がってしまうのです。
血圧をあげてしまうカテコラミン
血圧をあげるホルモンがあります。これをカテコラミンと言い、心臓や血管に対して血圧を上げる働きがあります。カテコラミンは腎臓に働きかけて、レニンなどの昇圧ホルモンの分泌を促すことでも血圧が上がるのです。
一言で高血圧といっても様々な要因があるのです。
参照元:高血圧 最新の治療と食事 平田恭信氏