難聴に随伴する主な症状とは?
2021/02/02


SeppH / Pixabay
こんにちは。ひご自然食品の久保です。難聴と耳鳴りは深い関りがあることは他の記事でご紹介させていただきましたが、難聴になることで、他の症状が出てしまうこともあります。今回はその疾患について表にまとめてみました。
耳鳴りやめまいなどの原因は必ずしも明らかではないですが、難聴の原因によって発現しやすい随伴症状の傾向がみられるそうです。特に内耳の聴覚器である蝸牛と平衡感覚器である前庭・半規管とは膜迷路として内リンパでつながっており、内耳疾患によってこの両方が、しかも同時に障害を受けることも多いそうです。難聴、耳鳴り、めまいは、しばしば同時におこり、単独では発症しますが、難聴と合併して起こってしまうと強い苦痛となってしまいます。
※膜迷路とは 内耳の中で、内リンパ液に満たされた膜の袋。蝸牛管など。
耳鳴りと難聴との関係とは!?
耳鳴りはキーンとかワーンとか高音性のものから低音性のものであり、多くは4000~8000Hzの高音性の耳鳴りが途切れることなく続くそうです。聞き取ることも困難で、特に老人性難聴では耳鳴りを同時訴える場合があり、難聴は耐えれても耳鳴りは耐えれないというケースも少なくはないです。耳鳴りを訴える人の9割は難聴があり、感音性難聴の方が伝音性難聴より頻度が高いのです。
・感音性難聴の原因になっている例
メニエール病、頭部外傷、薬物中毒、音響・気圧性、老人性、先天・遺伝、熱性・眼疾患・妊娠産褥、若年性一側性進行性
・伝音性が原因になっている例
中耳炎後遺症・術後、耳管狭窄、急性・慢性中耳炎
参照元:岩手医大 1986年
まずは、耳鳴りの対処は早めに原因究明と早めの処置をお勧めいたします。