黒豆茶を長期的に飲んで血糖値上昇を緩やかに!
2022/01/18

黒豆茶は今では、スーパーやドラックストアで良く見かけますが、中国最古の薬物書の『神農本草書』に記載されていたことをご存知でしょうか?実は漢方として使われていたようです。
黒豆茶の漢方としての効能とは?
出典:ウィキペディア
冒頭でもありました『神農本草書』には、黒豆は疲労回復・利尿・解毒作用があると記されているようです。さらに16世紀に書かれた、『本草綱目』には大豆は5色あるがその中で薬理利用されるのは黒大豆のみと記されているようです。漢方としては乾燥した黒豆以外に、皮のみを黒豆衣(こくずい)として養血・滋陰剤として利用していました。黒大豆を発酵させた後に乾燥させたものは『豆豉(トウチ/ズシ)もしくは香豉(コウシ)』と呼ばれており発汗・健胃などの効能を持つものとして利用されていました。
日本では平安時代から飲まれていた!?

Felix_Broennimann / Pixabay
大豆や黒豆が日本に伝わったのは諸説ありますが、平安時代には黒豆の栽培がおこなわれていたそうです。当時は食べ物ではなく、薬用としての利用が多くて、黒豆を煮出したり、煎じたりすることで平安時代の人は飲んでいたそうです。鎌倉時代になると食用としての利用が増えて、江戸時代になるとおせち料理として黒豆が習慣化されます。黒豆の効果は薄れてきましたが、また再び黒豆の効果効能が再認識されてきたのです。
黒豆茶の糖吸収抑制について
黒豆茶には黒豆皮のアントシアニンと大豆イソフラボンのダブルポリフェノールが含まれています。
実際に黒豆煮汁を使った試験を調査しましたので、ご紹介いたします。
対象者:健常若年女性
摂取する糖:スクロース及びグルコース
黒豆茶摂取期間:4週間
結果としては腸内で糖分解する酵素であるαーグルコシターゼを阻害することが明らかになった。糖分(スクロース、グルコース)を黒大豆煮汁と一緒に接すると血糖値上昇を抑制していた。黒大豆煮汁は、糖代謝改善及び抗酸化作用を有し、耐糖機能障害及び糖尿病の予防に有用であると報告されていました。
まとめ
お正月の脇役で豆に働きますように食べさせられていた黒豆ですが、血糖値が高くなってきた現代社会では、健康食品として再注目されるのも遅くはないですね!
参照元:血管が若返る黒豆茶健康法 秋津壽男氏
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