にんにくの効果効能とは?
2022/01/20
昔から、にんにくはスタミナ食品として食べられてきました。時代はさかのぼり、紀元前3000年から2900年のエジプトではピラミッドを建造する際に、労働者に体力維持のためににんにくを食べさせていたととが記載されています。
にんにくのどんな成分が有効なのか?
現在の研究では、アリインとスコルヂニンの働きが注目されています。アリインとはほとんど無臭の物質ですが、にんにくを切ったり、すりつぶしたりすると共存している酵素アリナーゼの作用によって、刺激性の強い臭気の強いアリシンを作るのです。
アリイン ⇒ 酵素のアリナーゼ ⇒アリシン(臭気の強い成分)
アリシンがにんにく特有のにおいであり、アリシンはビタミンB1(チアミン)と結合するとアリチアミン(にんにくB1)を形成してスタミナ効果を発揮するといわれています。とわいえ一般の健康な人が沢山とったから元気になるとは言い切れません。日常でビタミンB1不足の人が、にんにくB1を摂取することで、倦怠感やスタミナが出ていると可能性もあるのではないでしょうか?
にんにくの臭くない成分 スコルヂニンとは?
にんにくに含まれる無臭成分でスコルヂニンと呼ばれる、スタミナをつけたり、ストレスに対抗する力を付けたりする働きがあることが、元京城医学専門学校の小湊潔助教授によって発見されました。
小湊氏による実験内容です。
①ラットに生にんにくを完全飼料に適量加えて与える。
②ラットに蒸し煮したものを完全飼料に加えて与える。
【生にんにくと蒸しにんにくの結果は】
①の生にんにくを与えたラットは1週間くらい体重が減少し、不活発になり、食用が減少してしまいました。
②蒸し煮したにんにくを摂取したラットは、非常に活発で、3週間目からは体重も増加していたのです。
結果が良かった蒸し煮したにんにくを調べてみると、ほとんど無臭で、無臭成分スコルヂニンが取り出されたのです。
スコルヂニンのスタミナ増強効果とは?
小湊氏はさらに、はつかねずみを強制的に泳がせる試験を実施しています。(遊泳試験)
スコルヂニン経口摂取で与えたグループは、与えないグループよりも4倍以上も泳いだのです。
スコルヂニンは口からではなく注射するとさらに耐久力のアップが認められたのです。
さらに、にんにくを摂取したねずみのこうがんを調べてみると精子の増殖が旺盛であると確認できました。
これらの結果から、小湊氏は強壮強精効果はアリシンよりもスコルヂニンの働きではないのかを述べていました。
参照元:にんにくの効用 新居 裕久氏
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