ハナビラタケはβ-グルカン豊富なキノコ!?
2022/02/22
ハナビラタケと聞いたら、花なの?キノコなの?と聞きたくなるような名前です。冬虫夏草よりは花がある名前ですが・・・・。
まさに花びらのような部分が白く、クリーム色がかかったようなキノコなのです。
じ高さは10~30cm直径は20~40cmとかなり大きくボタンの花に似ている感じです。欧米では、カリフラワーマッシュルームとも呼ばれたりしているそうです。生息地は、北関東や北海道と比較的寒い地域で生えており、夏から秋にかけて、カラマツやブナなどの切り株や枯れた幹の根元にも生えていたりするそうです。
成育温度や湿度が限られており、海抜1000m以上の高地でしか採取されない、珍しいキノコの1つです。
ハナビラタケのβ‐グルカンは他とは違う性質!?
β-グルカンは基本的に様々なキノコの繊維に含まれる多糖類の1種です。
β‐グルカンはキノコの種類によっては違う構造体になっています。
アガリクス、マイタケ、シイタケ ・・・ β(1→6)Dグルカン
ハナビラタケ、レイシ・・・β(1→3)Dグルカン
β(1→3)Dグルカンが最も有効性の高い成分と言われていて、ガンと戦う力をもつことが認められているそうです。そもそも、アガリクス茸も世間を賑わした、すごいキノコですが、アガリクス茸の3~4倍ものβグルカンが含まれているそうなのです。
■β‐グルカン量
アガリクス 11.6g/100g
マイタケ 8.1g/100g
ハナビラタケ43.6g/100g
冬虫夏草もそうですが、キノコは見た目が違うだけでなく、中身の成分も違って本当に面白い植物だなと思いますね。