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ビタミン

ビタミンB群とは?

2022/02/07



stevepb / Pixabay

ひご自然食品の久保です。ビタミンBのグループはB1、B2、B6,B12の四種類があり、さらにナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンを加えて8種類のビタミンを総称してビタミンB群といいます。ビタミンB群は一言で言うと、水に溶けるビタミンです。ビタミンB群の共通している働きは、補酵素のような役割です。人間の体は、糖質、タンパク質、脂質が分解されることで、エネルギーが作り出され、酵素はこの栄養素をエネルギーに変換する大切な要素です。ビタミンB群はそうした酵素の働きを助ける『補酵素』としての役割なのです。

排出されてしまう水溶性ビタミン!?

ビタミンの中でも脂に溶けやすいものは脂溶性ビタミンと言われています。脂溶性のビタミンA、ベータカロテン、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどは、肝臓、細胞膜、リポタンパクなどに存在して、ある程度は摂取して溜めておくことができるそうです。またビタミンEやベータカロテン以外のものは、過剰摂取で副作用があります。逆に、血液や細胞内外の体液中に溶けて存在している『水溶性ビタミン』のB群は体内にいきわたった後で、残った分は尿として排出されるため長時間蓄えておくことはできないようです。

ビタミンB群の欠乏症とは?

ビタミンB群が欠乏してくると、仕事や勉強に集中できなかったり、疲れやすい、肩がこる、口内炎ができやすいなどの症状があらわれてきます。一人暮らしの2、3割の人はビタミンB1、B2が不足がちであることが報告されています。(国民栄養調査)一人暮らしは、外食やインスタントに偏りがちで、ビタミンB群が含まれていないものを食べて、欠乏症の人が増えてしまっています。毎日激しい運動をする人も糖質や脂質、タンパク質を効率的にエネルギーに変換していくためにビタミンB群と毎日摂取していく必要があります。

参照

ビタミン・ミネラルの本

吉川 敏一氏

 

 

 

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