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菊芋

糖尿病の神経障害に関るポリオール経路とは?

2020/12/12



jyliagorbacheva / Pixabay

こんにちは。ひご自然食品の久保です。菊芋を食べているお客様より高血糖に効果があったので、沢山飲んでも良いかとお問合せがありました。血糖値について調べているとポリオール経路について、会社の上司からポリオール経路って知ってる?と問われて、どれだけ血糖と関っているのか簡単ですが調査してみました。

ポリオール経路とは?

細胞内に取り込まれたグルコースの一部が解糖系を介さずに、ソルビトールやフルクトースに代謝される経路がポリオール経路といいます。図解で簡単にしてみました。最初が正常状態で、下が高血糖の場合です。高血糖になるとグルコース量が増えて、酵素で変換されている、ソルビトールやフルクトースの量も多くなっているのが図でわかるかと思います。

図 通常時と高血糖時の成分増加の比較

高血糖でのポリオール経路で悪さをする成分とは?

グルコースを沢山摂取するとポリオール経路で産生されるソルビトールとフルクトースが過剰に産生されます。これが様々な神経障害を引き起こす原因と考えられています。

ソルビトールの産生を抑制する!?アルドース還元酵素阻害薬

ソルビトールを産生抑制するためにアルドース還元酵素阻害薬をつかって、ソルビトールによる細胞障害や神経障害を改善していくので使われています。

高血糖が続くと神経細胞の代謝障害がおこる!?

高血糖が続くことで、神経細胞の代謝障害が起きて、血管障害、神経障害がおこってしまいます。最も多いとされているのが、多発性神経障害です。主に2種類で感覚障害と自律神経障害によってさまざまな症状がでてきます。

①感覚障害→初期:しびれ→症状進行:感覚低下→足病変に進行:潰瘍、壊疽

初期はしびれだけだが、心臆すると怪我や熱傷が増えてくる。さらに血管障害や感染などが加わることで、潰瘍や壊疽といった重症をきたします。

②自律神経障害→起立性、低血圧→無自覚性低血糖など

進行していくと無自覚性低血糖で難治性の便秘や下痢で、最悪の場合は突然死などの可能性もあるようです。

参照元:病気が見えるVol 3  P81

平日9:00~18:00

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