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玉ねぎの皮

老化する3つの原因 玉ねぎの皮で対策しませんか?

2022/02/03



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日本は高齢化社会から超高齢化社会になろうとしており、それぞれの年代でも若々しくありたいとう願望は尽きまないしそうあるべきだと思います。私たちは何としても老化から少しでも逃れるために努力をしてきました。ではどんな対策をすべきなのでしょうか?

老化の原因その1 活性酸素

老化の原因の1つとして、活性酸素があります。活性酸素は本来は細菌を殺す役目がありますが、体内で増え過ぎると様々な問題を引き起こしてしまいます。活性酸素は呼吸したり、紫外線を浴びたり、タバコの煙、排気ガスを吸ったりストレスを受けたり炎症が起きたりすると体内で作られます。そして、内々のリノール酸、アラキドン酸、リノレイン酸などの不飽和脂肪酸を酸化させ、過酸化脂質を作り出します。過酸化脂質は、細胞の動きを阻害して、老化を早めるやっかな物質なのです。血液中のLDLコレステロールを酸化させることで、血管にダメージを与え、血管の老化を促進して、動脈硬化を招いて、心臓血管系疾患を引き起こすこともあります。

老化の原因その2 糖化たんぱく

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活性酸素と並んでやっかないのが、糖化たんぱくです。糖がたんぱく質を結合した化合物で、数十種類あることがわかっており、総称を終末糖化産物といい、AGEs(Advanced Glycation End Products)といいます。AGEsもマクロファージを刺激して、TNF-αなどのサイトカインを作らせて炎症の要因になります。さらに、活性酸素も増やして老化を促進してしまいます。AGEsは酵素による反応だけでなく、化学的な反応でできます。体内で糖とたんぱく質が出会うと数のバランスで結合してしまいます。そのため、血糖値が高い方はAGEsができやすいです。糖尿病判定で測定するヘモグロビンA1cは血中の糖化たんぱく質の量を測定しております。AGEsは一部は尿と一緒に排出されますが、年を追うごとに体内にたまっていく量が増えます。AGEsによる老化が最も顕著に出るのが骨と肌です。AGEsが蓄積すると骨がしならなくなり、柔軟性が失われ、ポキッと折れやすくなる骨の老化が起きます。

糖が増えることで骨にまで影響があるのは驚きですね。

皮膚のたんぱく質であるコラーゲンにAGEsが蓄積すると、皮膚の構造ががっちりして、弾力がなくなり、しわができやすくなります。さらに、AGEsの刺激によってTNF-αが作られることで、皮膚の炎症が引き起こりやすくなります。玉ねぎの皮のポリフェノール『ケルセチン』によって、TNF-αを作ることを抑制したり、AGEsの生成を抑制したりする報告もあります。 血糖値を上げないだけでなく、ケルセチンを毎日取り続けることで、糖化の影響を少なくしていきましょう。つまりは玉ねぎの皮のケルセチンが皮膚の炎症を抑制していることになります。

 

老化の原因その3 腸内の老化

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老化と言えば骨や肌に目がいきますが腸も大事です。腸は臓器の中でも老化しやすいため、腸管上皮の免疫機能をを保つことが大切です。腸が老化していく大きな原因は、腸内細菌のバランスが乱れることです。悪玉菌の割合が高くなれば、その刺激によって小さな炎症が起きて炎症が繰り返されることで、腸管上皮が少しづつ衰えていきます。慢性炎症になると老化による腸の機能が衰えるとと共に腸管の構造が壊れてしまいます。一度壊れると元に戻すのは至難の業です。腸内細菌のバランスを良好に保つために、脂肪や糖が多い食事を控えてよく運動して食物繊維を摂取していきましょう。

玉ねぎの皮のケルセチンはマウス試験ではありますが、腸内細菌のバランスが改善されたという報告が上がっています。

そのままほっといて腸のバリアが衰えて悪い菌が体内に入ってきた場合、それらの血液にのって肝臓へ届けられてしまうと肝臓が炎症を引き起こして、肝臓も老化してしまい、最終的には肝臓がんにつながってしまう可能性があります。毎日の食生活に食物繊維と、玉ねぎの皮を摂取していきましょう!

 

 

平日9:00~18:00

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