菊芋の最大の武器は?
2020/12/12
こんにちは。ひご自然食品の久保です。菊芋は芋と名前がついていますが、他の芋には含まれていない、栄養成分『イヌリン』を含んでいます。菊芋にはビタミンやミネラルなどが含まれていますが。イヌリンは血糖値に関して期待されている成分だそうです。
イヌリンとは何だろう?
イヌリンは水溶性の食物繊維で、『難消化性多糖類』という多糖類の一種です。多糖類は単糖(それ以上加水分解出来ない大きさのもの)がつながったものの総称で、イヌリンは果糖が30個つながり、最後ブドウ糖がくっついた構造になっています。(図1参照)
同じ芋類でもジャガイモ、サツマイモの糖質は血糖値を上げるでんぷん質が主体で、血糖値を上げないイヌリンは含まれていないそうです。
図1 イヌリンの構造式
菊芋の含まれるイヌリン含量は?
菊芋には澱粉が含まれていない代わりにイヌリンを多く含んでいます。ドイツのベルリン工科大学で測定された菊芋粉末に含まれる成分を見てみるとイヌリンが全体の約60%程度を占めていたそうです。その他の植物でイヌリンを含むものは、ダリア、タンポポ、ゴボウ、チコリなどに含まれているそうですが、菊芋がダントツにイヌリン量が多いそうです。
参照
糖尿病を治したい人は『キクイモ』を食べなさい
岡宗男