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菊芋

菊芋の驚異的な生命力!

2020/12/12



Amort1939 / Pixabay

こんにちは。ひご自然食品の久保です。先日、都城の菊芋を栽培している農家に伺いました。出来るだけ他の農作物から隔離された山奥で栽培しており、近くの畑にどんどん侵食してしまうほどの生命力を持っているとおっしゃってました。菊芋は芋の切れ端をそのへんに捨てておくだけでも芽がどんどん育つそうで、一度栽培したところでは芋を全部採ったつもりでも、芽が出てくることもあるそうです。その特徴は、乾燥や塩害に強いことが掲載されています(北海堂教育大学生命系長谷川研究所のホームページ) 細胞の恒常性を維持するのに大切な酵素に特徴があり、菊芋の生命力の源になっているのではないかと考えられております。

汚染土壌を浄化する植物に!?

菊芋の生命力は土壌の栄養分を吸収するチカラにあります。その土壌成分を吸収する力を利用して、放射能で汚染された土壌(チェルノブイリ)を使って栽培試験をしている方がおり、それによると1㎡あたりの吸収量はアマランサス栽培品種では3200ベクレル、菊芋が約10,000ベクレルで菊芋と向日葵の雑種が1,200ベクレルだったそうです。放射線や有害金属に汚染された土壌を植物で吸収した綺麗に浄化する方法をファイトレメデーションといいます。日本では、カドミウム、銅、ヒ素、などの元素が特定有害物質としてありますが、そのような汚染物質の除去に菊芋は使えるのではないかと言われています。

この話とは逆に、カリウムが多い土壌で栽培した菊芋はセシウムを吸収しないという結果も出ているそうです。ベラルド放射能安全研究所のウラジミール・バネンコ副所長が講演の中で、放射能汚染地域で菊芋を栽培しても、根っこの部分、葉、茎にも放射能が溜まっていなかったと言われていたそうです。むしろ、ビタミン、ペクチンが豊富に含まれている安全な食品の一つですと語っていたそうです。

参照:菊芋ってなに? 高橋玄朴氏

 

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