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菊芋

重度の糖尿病性腎症になってからでは遅い!?腎臓を大切に



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甘いものは食べすぎると糖尿病になるよ!っとよく同僚が言っていますが、糖尿病で怖いのは合併症です。神経麻痺、心筋梗塞などありますが、私が恐ろしいと思うのは、腎臓がだめになってしまうことです。

なぜ糖尿病で腎臓が悪くなってはやばいのか?

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糖尿病の合併症で腎臓がだめになってしまう病気を『糖尿病性腎症』といいます。年々患者は増え続けており、深刻化しています。糖尿病性腎症になってしまうと、血液のろ過装置の役割をしているのが腎臓であるため、体に老廃物が残り、体外に排出できなくなってしまうです。つまり、体にドンドンごみがたまってしまうです。

糖尿病で腎臓が詰まってしまう!?

糖尿病になることで、血液中の糖度が高くなるため、血管に負荷がかかり、それに耐えようと厚く固くなります。 腎臓にある糸球体には毛細血管がたくさん集まっており、この小さな毛細血管も糖尿病によって固くなってしまい、目詰まりを起こしてしまいます。詰まってしまうとろ過の役割をしていた腎臓は機能が果たせずにゴミがたまってしまいます。そのため人工透析で血中をクリーニングをしなければならないのです。

糖尿病性腎症になってしまったら?

糖尿病性腎症の発症や進行度をはかる指標としては『尿素窒素』と『クレアチニン』という数値を血液検査で調べます。

尿素窒素とは

タンパク質が代謝された後に残る老廃物の一種で、健康な人は腎臓でろ過されて、尿中に排出されます。腎臓機能が低下するひとは、ろ過しきれなかったものが血中にのこるため、尿素窒素が高くなります。しかし、尿素窒素だけでは判断できません。タンパク質の撮り過ぎや脱水症状などでも上昇することもあります。

クレアチニンとは

尿素窒素だけでは判断できないために、クレアチニンという指標で腎症を判断します。クレアチニンも尿素窒素同様に、老廃物(ゴミ)なのですが、腎臓が正常であれば、血液中にたまるこはありません。クレアチニンは筋肉運動の代謝物で筋肉量と比例しています。正常値は男性の方が女性よりも少々高めです。

以下目安です。

一般男性・・・0.5~1.1㎎/dl

一般女性・・・0.4~0.8㎎/dl

この数値が上がってくる場合は、腎機能が50%低下していることが予想され、反対に数値が下がってきたら筋肉の異常が考えられます。

クレアチニンの数値はどのうように見たらいいのか?

 

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クレアチニンについては、以下が判断基準になります。

日本人間ドック判断基準(クレアチニン値)

【要経過観察】男性・・・1.2~1.3mg/dl     女性・:・0.9~1.0㎎/dl

【中程度の腎不全】 1.5㎎/dl 以上

【重症】  5㎎/dl 以上

【人工透析を始めるレベル】 10㎎/dl

人工透析はとても過酷です。何が過酷かというと、透析を受けるためにあらかじめ血液の出入り口を確保します(動静脈シャント)を作ります。なんと全身の血液をいったん抜いて、機械を通してまた戻すという恐ろしくきつい作業です。血液を抜くため針と入れるために血液の2本を入れないといけないのです。人工透析は週3~4回病院に通わなければなりませんし、1回の時間は数時間もかかるため、仕事との両立はかなりむずかしくなります。体への負担とストレスがかかると同時に、保険適用なものとはいえ、治療を続ける費用がかさみます。

まとめ

糖尿病から腎症になり、最終的には人工透析になってしまっては、なかなか仕事への復帰も難しいですが、楽しい生活を送ることができません。何もないとき、少しでも血糖値が高くなってきたなと思う方は、天然のインスリンが含まれる菊芋を是非とも日頃の生活でお試しいただければと思います。

 

 

 

 

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