驚異のネバネバ成分の『フコイダン』含有!スーパー海藻『あかもく』とは?
2022/02/03

スーパーで『あかもく』というのを見かけました。なんかドロッとしたもので、何なのか良くわからないので調べて見ました。
目次
あかもくは海藻なの!?
神奈川県での呼び名では『あかもく』と呼ばれています。赤く見えるモクの仲間という意味だそうです。モク(藻屑)は暖かくなると切れて海上を藻屑となります。養殖用の網にからんでしまうため、海の厄介者とされていますが、東北地方では郷土料理として利用されています。
地方によっても名前が違ってきます。ギバサというの名前もネットではありました。
ナガラモ・・・富山県氷見市・魚津市
ギンバソウ・・・新潟県
ハナタレ・・・島根県隠岐
出典:市場魚介類図鑑
食べれば体に良い?アカモクがすごいのはネバネバ成分『フコイダン』!?
出典:福岡県大島産アカモクにおける粘性多糖類含有量の季節変動(第2報)
アカモクがすごいのはフコイダン含量が多いことです。フコイダンは抗血液凝固作用、コレストロール低下、抗腫瘍効果などが報告されています。モズクはかなりネバネバした海藻だと思われますが、さらに上には『あかもく』がいるのです。効果効能からみると『あかもく』は体のお掃除屋さんですね。
あかもくに含まれる『フコキサンチン』とは?
アカモクにはポリフェノールの一種の『フコキサンチン』が含まれています。サケやエビなどに含まれるアスタキサンチンやトマトのポリフェノールのリコピンなどの仲間です。フコキサンチンの効果としてはがん細胞の増殖抑制作用や強い抗炎症作用、抗酸化作用などが確かめられています。
生あかもくの食べ方とは?
あかもくは生の状態だとヒ素が入っている可能性があるため加熱処理が必要になります。
①水で洗う。
②中心の茎から、葉だけを取り出す。
③取り出した葉の部分だけをすすぎ洗いする。
④色が緑色に変わるまでお湯で10秒ほど湯がく。
⑤湯がいたアカモクをザルにあけ、流水で冷やします。
⑥ペーパータオル等で水を切れば完成です。
【ご注意】
あかもくはビタミンKが含まれているので、血液サラサラの薬を飲んでいる方は避けた方がよいかと思います。
アカモクを粉末加工してみた
アカモクを粉末にする理由 その①
アカモクの9割が水分です。もちろんそのまま食べると美味しいですが、忙しい時にはなかなか食べれませんし、ボリュームが多いと食べきれないという方には『アカモクの粉末』がオススメです。食物繊維が豊富なアカモクですが、粉末になると1日約1gでOKです。
アカモクを粉末にする理由 その②
アカモクは栄養が多い上に細菌も大変多いです。そのため、ひご自然食品では殺菌及びヒ素などの除去を目的に熱水処理を行っております。その後、乾燥したアカモクをさらに殺菌加熱することで、細菌数を抑えた安心安全なアカモクにすることで、賞味期限が長くすることができ、お客様には長く飲み続けてもらいうことが出来ます。
アカモクを粉末にする理由 その③
アカモクを和食に取り入れやすくしたかったからです。海藻なので、味噌汁や納豆などの和食との相性は抜群です。アカモクにはカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛、銅などのミネラルが豊富なので、食事に海藻ミネラルを美味しく取り入れることができます。
カリウム・・・コンブの1.4倍 、ワカメの1.6倍
カルシウム・・・コンブの1.2倍、ワカメの2倍、もずくの4倍
マグネシウム・・・ワカメの4.7倍、もずくの4.2倍
鉄分・・・ワカメの2倍、コンブの3.5倍、もずくの4.5倍
亜鉛・・・ワカメの4倍。コンブの7倍(他の海藻類はあまり含まれていません)
銅 ワカメ、もずくの3倍