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はと麦茶

はと麦ってどんな植物?

2022/03/03



イボ用の健康食品や化粧水で、ヨクイニンという成分が最近では有名になっていますが、はと麦が原料になっていることをご存知でしょうか?良く間違えられますが、もち麦ではなく『はと麦』です。

はと麦の気象条件とは?

stux / Pixabay

あまり知られていませんが、はと麦は水稲と同様に、アジアモンスーン地帯の最適な作物の一つです。水田がそのまま利用できるというところが魅力の一つです。栽培地域は、熱帯、亜熱帯、温帯地域と幅広く、1.2m~1.8mほどの大きさになります。はと麦栽培の気象条件は、年平均気温10℃以上または7月の平均気温が20度以上、年間降水量が1000㎜以上で、それ以下であっても生育期に沢山雨が降れば栽培できる可能性があります。

はと麦の植物としての構造は?

はと麦の茎の高さは1.0~1.5mに枝分かれして、葉っぱは2~4cm程度で先の方は小さくなります。触ると若干ザラザラしていいます。はと麦が他の植物と違うところは、花の構造です。総苞とい殻が暗褐色で楕円形の硬い果実状になっており、中には薄い果皮に包まれた種子を内蔵しているのです。他の多くの植物子房は、花粉の受精後に発達したものが真正の果実です。はと麦の場合は果実の外側に葉鞘という部分がついているため真正な果実と区別するには『偽果』というのが正しいとされています。

出典:ハトムギ・ヨモギ健康法

はと麦は収穫時期が重要

はと麦は、穂の開花時期が違います。そのため実が熟する時期も異なるため、風が吹いたり、茎が揺れたりすると実がドンドン落ちてしまいます。落ちないように収穫すればいいと思がちですが、未熟の実が沢山混じってしまいます。そのため時期を見計らって収穫する必要があります。栽培中の害虫はズイムシで、貯蔵するときはコクゾウムシがでることがあるため、栽培したからといっても安心は禁物なのです。

 

 

平日9:00~18:00

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