抗がん剤によって低下した体を健やかにするには?
2022/02/22
ひご自然食品の久保です。今回は、免疫で活躍する白血球についてお話させていただきます。冬虫夏草エキスにより作用するヘルパーT細胞には、Th1とTh2があり、冬虫夏草は選択的にTh1を活性化させ、細胞免疫応答を増強するという報告があります。報告内容を一部抜粋した分をまとめてみました。
免疫最前線の司令官 「ヘルパーT細胞とは」
「ヘルパーT細胞」は、免疫細胞のなかでも重要な働きをするもので、異物が侵入したときに、マクロファージから情報を受け取り、その異物がどのようなものかを判断して、B細胞にその異物に合わせた抗体を作ることを命じるなど、免疫の最前線での司令官のような働きをしております。ヘルパーT細胞には、Th1とTh2の2種類があり、Th2が優勢だと、B細胞はアレルギーの諸症状を起こさせるIgE抗体を作ります。それに対して、Th1が優勢だと、B細胞はIgE抗体を作らないのでアレルギーも起こらないのです。
①Th1 優勢 → B細胞はIgE抗体を作らない→ アレルギーが起こらない
②Th2 優勢 → B細胞がIgE抗体を作る → アレルギーが起こる
ガン細胞を攻撃するTh1を活性化する冬虫夏草エキス
ガン細胞攻撃するにはヘルパーT細胞のTh1を活性しないと免疫力が上がらないと言われているそうです。その生体反応の概略は以下ような流れです。
①冬虫夏草エキスによって、小腸粘膜に存在するパイエル板に働きかけ。
②インターロイキン(IL)や、インターフェロン(INF)が算出される。(細胞間の情報伝達物質のようなもの)
③ヘルパーT細胞(Th1)が活性化する
④活性化されたTh1はマクロファージを活性化する
⑤活性化されたマクロファージは、腫瘍懐死因子(TNF-a)を産出し、放出する
⑥腫瘍壊死因子は、ガン細胞を殺す
免疫システムは、じつに精妙につくられていることが良くわかったのではないでしょうか。この一連の流れで、何処か一ヶ所でもうまくいかなくなると、免疫力が低下することになります。
冬虫夏草エキスは免疫を活性化するもので、抗がん剤によって低下した免疫力を回復させる優れた働きをしていることが明らかになってきたのです。
参照元:日本冬虫夏草の免疫活性メカニズムを遂に解明!
高野文英 廣瀬薫、矢萩信夫