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オリーブ

オリーブの葉に含まれるオレウロペインの菌抑制効果とは?

2022/02/13



bykst / Pixabay

こんにちは。ひご自然食品の久保です。いきなり寒くなってきて、風邪をひきやすくなってきてないでしょうか。オリーブに含まれる苦い成分『オレウロペイン』は乳酸菌や真菌の増加を抑えると言われているそうです。

オリーブの葉 有効成分オレウロペインの抗微生物効果とは?

化学的にはオレウロペインはグルコース、β・3・4ジヒドロフェニルエチル・アルコールと一つの酸を含む分子です。この分子を加水分解するとエレノール酸やオーレユーロペン(オレウロペイン)・アグリコンが生成します。試験管内実験にて、麹菌の一種であるアウペルギルス・プラシティカスや様々な乳酸菌に使うと抗微生物効果を発揮するそうです。

※アグリコンとは配糖体であるオレウロペインに含まれる糖以外の物質にこと。

オリーブの葉 黄色ブドウ球菌を抑えるオレウロペインのチカラ

1993年に化学者のC・タッソウ、E・ナイカスの両博士が研究レポートを発表しております。この論文では、肉汁とミルクの中で黄色ブドウ球菌を増殖させて、その中にオレウロペインを加えて、菌の増殖と抑えたというものです。オレウロペインとその中のフェノール物質の抽出物が影響していると述べています。さらにオレウロペインはpHの効果で黄色ブドウ球菌の増殖を抑える防御成分として乳製品に使えると示唆しています。またイギリスのサリスバリー応用微生物研究所という所では、オレウロペインは黄色ブドウ球菌の増殖と共に、腸内毒素Bの生成を抑えたそうです。オレウロペインの加水分解物0.2%の薄い濃度で使っても、全く入れない対照群に比べてバクテリアの数が半分になるのに十分な効力があったそうです。

オリーブの葉の抗菌能力を今後も紹介していきます。

医者も知らない オリーブ葉エキスの力

M・ウォーカー氏 今村光一氏

 

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