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オリーブ

軍医も驚くオリーブのチカラ│オリーブの葉とは?

2022/02/22



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オリーブと聞くと何かサラダとかかけて食べたり、健康に良さそうなイメージがあるのではないでしょうか。聖書では、オリーブの樹のことを 『生命の樹』と呼んでいるそうです。オリーブの枝は平和を象徴する地球的なシンボルにもされています。オリーブの樹はトネリコ、ジャスミン、ライラックなどと同じ科に属していて、現在では地中海地方の国々に広く栽培されていて、全世界のオリーブ油の九十八%は地中海性の産物になります。現在ではオリーブ油以外にもオリーブの葉までも健康食品に利用されている、何でも利用できる植物の一つです。

オリーブの歴史とは?

ギリシア神話に登場したオリーブの樹!?

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ギリシア神話ではオリーブの樹は女神アテーナが作ったとされています。女神アテーナはアクロポリス(小高い丘)の岩の間にオリーブの樹を最初に植え、オリーブの樹に傷を癒す力、闇を照らす力、性欲を取り戻させる力、病気を治し、栄養を補給する力などを与えたとされています。昔の人はオリーブの樹は何か力を与える存在と考えられていたことが分かります。

昔は機械の潤滑油で使われていた!?

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オリーブの栽培は2,000年以上にわたり行きわたっており、オリーブは様々な用途で使われています。オリーブ油やオリーブの成分による治療、オリーブ油の製造が続けられたことで、ローマ帝国時代は料理のレシピとしても使われていました。19世紀までは地中海地方の家ではオリーブオイルが照明として使われたり、産業革命後では機械の潤滑油としても利用されていたそうです。また民間療法では粘膜の炎症、潰瘍などの治療の主軸にしていたのがオリーブの油だったそうです。現代ではオリーブの効能注目されているため、機械の潤滑油のような使い方をするのはちょっともったい無いと思ってしまいますね。

オリーブの葉とは?

オリーブについてご紹介してきましたが、『オリーブの葉』にはオリーブをも上回る抗酸化成分オレウロペインというポリフェノールが含まれています。

オレウロペインの効果効能をご紹介させていただきます。

有効成分オレウロペインの抗微生物効果とは?

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オリーブの葉に含まれる苦い成分『オレウロペイン』は乳酸菌や真菌の増加を抑えると言われています。化学的にはオレウロペインはグルコース、β・3・4ジヒドロフェニルエチル・アルコールと一つの酸を含む分子です。この分子を加水分解するとエレノール酸やオーレユーロペン(オレウロペイン)・アグリコンが生成します。試験管内実験にて、麹菌の一種であるアウペルギルス・プラシティカスや様々な乳酸菌に使うと抗微生物効果を発揮するそうです。

※アグリコンとは配糖体であるオレウロペインに含まれる糖以外の物質にこと。

黄色ブドウ球菌を抑えるオリーブの葉のチカラ

1993年に化学者のC・タッソウ、E・ナイカスの両博士が研究レポートを発表しています。この論文では、肉汁とミルクの中で黄色ブドウ球菌を増殖させて、その中にオレウロペインを加えて、菌の増殖と抑えたというものです。

オレウロペインとその中のフェノール物質の抽出物が影響していると述べています。さらにオレウロペインはpHの効果で黄色ブドウ球菌の増殖を抑える防御成分として乳製品に使えると示唆しています。

またイギリスのサリスバリー応用微生物研究所という所では、オレウロペインは黄色ブドウ球菌の増殖と共に、腸内毒素Bの生成を抑えたそうです。オレウロペインの加水分解物0.2%の薄い濃度で使っても、全く入れない対照群に比べてバクテリアの数が半分になるのに十分な効力があったそうです。

オリーブの葉の解熱効果

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1808~1813年にかけてスペインとフランスの戦争の中でオリーブの実が治療薬として使われたそうで、前線にいるスペインの医者がオリーブの実の粉末から苦い緑色の飲み物をつくり、高熱に苦しむ負傷兵に与えたそうです。負傷兵の体温が、40度の危険な高熱から約38.22度以下の安全な体温に下げたと言われております。スペインの負傷兵は復活し、再び戦線に復帰することができフランス兵を撃退したそうです。さらにこの再攻撃を見ていたフランス軍の治療班は1811年にスペイン軍にスパイを送り込みました。スペイン軍の中で何が起きているのか知りたかったためです。ここで、フランス軍の軍医将校はオリーブの効果を知ることとなり、緑色の『オリーブの葉』の粉末を飲み物を解熱剤として使ったのです。今までは、キナの樹の皮を使っていたのですが、それに変わってオリーブの葉の濃縮物を使うようになったそうです。

オリーブの葉の安全性は?

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オリーブの葉には毒はないのでしょうか?安全性はは大丈夫なのでしょうか?オリーブの葉の安全性に関しては、粉末にしたオリーブ葉エキスを毒性試験されており、研究所の動物や何千人の人間にもマイナスの副作用は起きていいないそうです。オリーブの葉のポリフェノール、オレウロペインの毒性試験を行ったデータをご紹介します。ネズミでの実験で7日間実施しているそうです。体重は1kgあたりに1g与えるという大量投与を実施しているが毒性は見られなかったそうです。オレウロペインはあまりにも安全で致死量50(LD50)ばかりか有毒投与量というのがつかめなかったそうです。

注) LD50とはその物質を与えた時に全部の実験動物の50%が死ぬと考えられる量のこと。

エレノール酸カルシウムの安全性は?

オレウロペインを加水分解してできる物質、エレノール酸にカルシウムが結合した、エレノール酸カルシウムの正確な毒性を調べる実験を行ったそうです。エレノール酸カルシウムは一つの塩で顕微鏡レベルのすべての微生物を殺す能力があるそうです。毒性試験では、ネズミ、犬、鶏、うさぎなどを試験体として用いたそうです。

1970年でのレポートでは、マウスに30日間エレノール酸カルシウムを経口投与しました。1日あたりマウスの体重1kgあたりで30、100、300mg経口的に与えても問題はなかったそうです。

犬には1ヶ月間経口投与を行いました。犬の体重1kgあたりに、3,10,30mg与えても問題なく、一番大きく影響を与えたのでは、胃に軽度の炎症が起きていたそうです。

鶏には鼻から注入しており、2日後には鼻汁が出たり、鼻介骨の上皮や固有層に変化が起きていたが、安全で無害でした。

人間のボランティア試験も実施しており、そこではエレノール酸カルシウムをスプレーで鼻の粘膜に吹き付けるものを実施していたそうです。鼻のスプレーは安全かつ無害で0.0085%~2%までの濃度を実施していたそうですが、何も問題なかったそうです。

安全性データ参照は下記書物のp68~71を参照しております。

オリーブ葉エキスの力 M・ウォーカー氏 今村光一氏

ひご自然食品のオリーブの葉

弊社では香川県小豆島産のオリーブの葉を使用しています。海外産のは安いのもありますが、農薬不使用でオリーブの葉を作るために栽培した品種になります。

オリーブの葉のために栽培したものになります。

ご興味がございましたら下記画像をクリック

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平日9:00~18:00

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