オリーブ葉のポリフェノールとは?
2022/02/13
オリーブの樹が世界中で栽培されており、お茶として飲まれたりすることからワインと一緒に飲んだことで、オリーブ葉をエタノールで抽出するという発想が生まれました。抽出されたオリーブ葉の機能性成分がオレウロペイン(オーレユーロペン)と呼ばれる、オリーブ葉のポリフェノールになります。植物学者によれば、オレウロペインはオリーブの樹の全体にあり、樹、実、葉、根、樹皮のすべてにあるそうです。
オレウロペインの役割とは?
オリーブ葉のポリフェノール、オレウロペインは害虫やバクテリアから守る役割があるとされています。害虫がオリーブの樹へ攻撃しても大部分は自然な撃退剤であるオレウロペインがやっつけてくれるのです。
オリーブの樹に存在して害虫や病気を撃退する役目があるのです。
・レース状の羽の生えたオリーブ蝿はオリーブの実の中に卵を生みつけて実を落下させる。さらにオリーブの実から作られるオリーブオイルを虫臭い味にしてしまう。
http://ameblo.jp/italian-oliveoil/entry-10996330755.html (オリーブ蝿)
・オリーブ臙脂虫(えんじむし)という黒いカイガラ虫はオリーブの葉について他の害虫を攻撃したりする。
・フマギンというカビ
・結核性腫瘍など
・キクイムシ、蛾、蜘蛛など害
虫や微生物に対しての効果から、1969年までにもっと研究が進み、ミシガン州のアップジョン社の研究員によってオレウロペインの中の抗微生物成分が突き止められました。テストで用いられた、ウイルス、バクテリア、真菌類、イースト菌、寄生虫の成長を抑える、エノール酸カルシウム塩ということが分かったそうです。さらに研究を進めて、オリーブ葉の成分によって、コックサッキーウイルス、パラインフルエンザウイルス、ヘルペスウイルス、偽狂犬病ウイルス、小水庖性口内炎ウイルス、脳心筋炎ウイルス、ニューキャッスル病ウイルス、ポリオウイルス、シンビドウイルスなどの殺菌効果があったとされています。
オリーブの葉自然の力は奥が深いですね。
参考:オリーブ葉エキスの力 M・ウォーカー氏 今村光一氏