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冬虫夏草とは

冬虫夏草とは?種類や味、食べ方・飲み方を紹介

2022/02/24



冬虫夏草の食べ方や飲み方と、その味について記事にしています。また冬虫夏草とはどんな生態で、どのような種類があるのか。また購入する際の注意点もあわせて紹介しています。健康や美容目的などで冬虫夏草に興味のある方は、参考にしてみてください。

中国では、薬膳料理の高級食材として扱われている「冬虫夏草」。北京オリンピックでは、選手強化のために冬虫夏草を食事に取り入れ、金メダルの獲得が急増したことは有名な話です。

見た目こそ少しグロテスクではありますが、昔から希少性の高い生薬として珍重されてきた歴史があります。今回は、そんな冬虫夏草について、その種類や食べ方、味についてなど、詳しくご紹介します。また冬虫夏草を購入する際の注意点もあわせて見ていきましょう。

冬虫夏草とは?

冬虫夏草は、その名前からも外見からも、虫なのかキノコなのか分かりにくいですが、分類としてはキノコの一種です。その歴史は4000年とも5000年ともいわれており、チベットや中国などで古くから薬膳キノコとして珍重され、秦の始皇帝楊貴妃なども、この冬虫夏草を求めたと言われています。

バッカクキン(麦角菌)科に属し、昆虫などに寄生し、養分を吸収しながらキノコを生やします。冬は虫となり、夏は草(キノコ)となることから冬虫夏草という名前がついたとされています。栄養が多いのは「冬虫」の部分です。

決して美しい見た目をしているわけではありませんが、その含有成分や用途などから、健康や美容に対する意識の高い方や、漢方に興味のある方であれば、一度は興味を持ったこともあるのではないでしょうか。

冬虫夏草の種類

世界には約500種類の冬虫夏草の仲間が存在するといわれ、そのうちの約400種類が日本で確認されており、今でも新種が発見されています。最近では2020年の1月に栃木県で新種の冬虫夏草(クサイロコメツキムシタケ)が発見され、国際学術誌で発表されています。

そんな冬虫夏草ですが、成長の仕方によって大きく3つに区別されています。

天然の冬虫夏草

コウモリガの幼虫に寄生する天然の冬虫夏草は、中国政府が中国国外への持ち出しを禁止しているため、国内で購入することはできません。

本来、天然の冬虫夏草というのは、チベットなどに生息する「オオコウモリガの幼虫」に寄生して生える「コルディセプス・シネンシス」のことを指します。日本では約500種類の冬虫夏草属のキノコの総称として使われることが一般的です。

津和野式冬虫夏草

島根県津和野町が特許を持つ培養方法で育った冬虫夏草のことです。にちはら総合研究所が特許権の使用許諾を受け、津和野式冬虫夏草の培養を行っています。蚕を育て繭にし、それを切り開いて取り出したサナギに、冬虫夏草を注射器で植え付けます。この工程を、すべて手作業で行っているというから驚きです。

 

培地培養

本来生きた昆虫に寄生させる冬虫夏草を、人工的な培地で培養し成長させた冬虫夏草のことです。一般的に、玄米酵母やビール酵母が人工培地として用いられます。

健康食品として冬虫夏草の購入を検討する際は、ほとんどの場合が培養された冬虫夏草になるでしょう。どういった環境で育てられたものなのか、記載のある製品だと安心です。

 

冬虫夏草の食べ方・飲み方・味について

冬虫夏草を摂取しようと思うと、生薬として原形のまま販売されているものから、粉末、顆粒、錠剤、ドリンク剤など、様々な選択肢があります。

冬虫夏草は肉類との相性が良いとされているほか、冬虫夏草は漢方では「身体を温める」食材とされているため、薬膳料理ではスープの具材として使われ、よく食べられています。

冬虫夏草の味

冬虫夏草は見た目に反して、強い味わいは感じられず、クセのない食材です。冬虫夏草を使った有名な料理はさほど多くはありませんが、どんな料理に入れても、その味わいを邪魔することなく食べられるでしょう。

冬虫夏草の代表的な食べ方・飲み方

冬虫夏草を使用した料理で代表的なものといえば、中国四川料理の「虫草鴨子」です。冬虫夏草をアヒルのお腹に詰め、ネギ、ショウガ、紹興酒で煮込んだ料理です。中国では、かつて宮廷料理で使われていた冬虫夏草ですが、現在でも薬膳料理の食材として一般的に食されています。

韓国(朝鮮半島)では、亀などと一緒に冬虫夏草を煮込んだスープ「八卦湯」という薬膳料理があります。ほかにも冬虫夏草をお酒に漬け込んだ冬虫夏草酒や、乾燥した冬虫夏草がそのまま入った冬虫夏草茶。さらに手軽に飲めるようにとティーバックタイプになっている冬虫夏草茶も販売されています。

錠剤・粉末タイプ

冬虫夏草を健康や美容などの目的で、定期的に摂取する場合は錠剤や粉末、顆粒タイプを利用するのが一般的でしょう。

粉末タイプの場合は、お茶やコーヒー、牛乳などに混ぜたり、スープなどの料理に振りかけたりするなど、毎日の飲み物、食べ物に混ぜて摂取することができます。

 

<冬虫夏草の摂取量の目安

冬虫夏草の1日の摂取量の適量は約1,000mg(1g)程度だとされています。サプリの購入を検討する際は、1日の摂取量が1gに届いているのかを確認するとよいでしょう。

サプリタイプは、冬虫夏草の味を一切感じずに摂取できるというメリットがありますが、粉末タイプは体調などに応じて好み量を摂取できるので、味に抵抗がない場合はパウダータイプの方が使いやすいかもしれません。

化粧品

最近では、冬虫夏草を配合したスキンケア商品も販売されるようになってきました。ソープやクリーム、ファンデーションなど意外なところでも冬虫夏草が使われています。冬虫夏草を食品として摂取するだけでなく、スキンケアとしてお肌からも摂り入れたいという方は、こうした化粧品にも注目してみましょう。

冬虫夏草を購入する際の注意点

近年、冬虫夏草の乱獲により、高額な偽物が出回っていることが問題となっています。また冬虫夏草の培養技術や栽培環境によって、その品質が大きく異なるため、粗悪品も多く販売されているのが現状です。そうした冬虫夏草は効果がないだけでなく、安全性にも欠ける可能性のあるものとなります。

そうしたリスクを避けるためにも、冬虫夏草のサプリや粉末等を購入する際は、どういった原料を使用しているのか確認できるものが安心です。また安全性に関わる各種検査の実施や、含有成分の分析をしているものであれば、粗悪品をつかむことは、まずありません。

そのほか、無添加で混ぜ物のない純度100%であること。冬虫夏草の特徴的な成分を摂取することが目的である場合は、コルジセピンやマンニトール、β-グルカン アミノ酸などの含有量の記載があると安心です。

冬虫夏草は味わい深い食材であるわけでもないため、偽物を口に入れても気づくことは難しいでしょう。そのため、上記のような情報をWebサイトなどに掲載している冬虫夏草を選んで購入することが大切です。

品質の良い冬虫夏草は安くない

ある程度の品質の冬虫夏草のサプリや粉末を購入しようとすると、1ヵ月分(約30g程度)でおよそ6,000~10,000円はします。もし、この相場から大きく外れるような安価な商品であれば、品質面等で不安があるかもしれません。

 

冬虫夏草を購入する際は、価格の安さではなく、品質面、安全面を加味して選ぶようにしましょう。

冬虫夏草のサプリを購入する際は、品質と安全性にチェック

冬虫夏草は日本製だとしても、培養方法や製造工程の違いによって含有成分が大きく異なる可能性があります。しかも健康補助食品として扱われる冬虫夏草は、明確な安全基準もありません。

そのため、購入する際は、その冬虫夏草がどのような環境で培養され、製造されているのかが分かるものを購入するのが安全です。

弊社では、宮崎大学と共同研究した国産100%、無農薬栽培の冬虫夏草の粉末を取り扱っております。宮崎県の山奥にある栽培所で、安全を第一に考え、衛生完備した作業員が丹誠を込めて育てた冬虫夏草です。

高品質でありながら、価格もおさえておりますので、コストパフォーマンスの良さで選びたいという方は、ひご自然食品の冬虫夏草パウダーをお試しください。

(リンク先:http://himuka.chu.jp/hinata/toucyu/

 

 

平日9:00~18:00

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