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玉ねぎの皮

玉ねぎの皮に含まれるフラボノイドって何?



Meditations / Pixabay

幼い頃におばあちゃんから、皮まで食べないといけないよ!そこには栄養素が沢山あるのだから。と良く言われていました。だから、みかんの白い部分は出来るだけ食べていた記憶があります。

でもどんな栄養があるのか、ご存知でしょうか?

玉ねぎの皮に含まれるフラボノイドって何?

Meditations / Pixabay

フラボノイドはいわゆるポリフェノールの一種になります。ポリフェノールは、色素、渋み、苦味、辛みなどの成分です。主に、皮、葉、茎などに含まれており、茶や白が濃いものや渋みがあるものに多く存在しています。野菜や果物はビタミン類が多く含まれていますが、さらにはポリフェノールの効果も関係しています。

多くの論文を発表しているフラボノイド

フラボノイドの論文が最も多いのが『抗酸化』に関することです。抗酸化とは体の中の細胞を傷つけてしまう活性酸素の働きを抑制する力のことです。フラボノイドは強い抗酸化能力が認められていますが、さらにはがん、血液、心臓血管、脳、皮膚といった関連も研究されています。

下記論文ではお茶のカテキンよりも玉ねぎのケルセチンが抗酸化力があることが書かれています。玉ねぎの皮ですが、意外にすごいです!

フラボノイドの抗酸化の意義について

 

フラボノイドの中でも強い抗酸化力はケルセチン

フラボノイドの中でも玉ねぎの皮に含まれるケルセチンはとても注目されています。ケルセチンのようなフラボノイド系の作用は抗酸化だけで、日本では抗炎症は知られていません。

栄養学ではフラボノイドの効果は計算が難しい!?

文部科学省が発表している日本食品標準成分表では掲載されていません。それは、栄養学での考えでは、○○をたべると○○成分が摂取できると足し算が可能ですが、フラボノイドのように、脂肪や糖の吸収を抑える効果を考慮するとなると栄養学の計算が複雑化してしまいます。

参照元:野菜の実力

参照元:たまねぎみかん『皮』を食べるだけで病気にならない 熊沢義雄氏

まとめ

玉ねぎの皮は水にさらしたら栄養分が逃げてしまうようです。もし、スープや味噌汁に使うとは、すべて飲んで食べるようにしてください。せっかくのフラボノイド(ケルセチン)がもったいないですから。

 

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