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健康 菊芋

糖尿病の薬についてパート①

2020/12/12



Kim_Quang / Pixabay

こんにちは。ひご自然食品の久保です。糖尿病に食事療法が重要ですが、もし糖尿病で薬物療法を実施した場合に、薬を飲んでいるから問題ないと安心してはいけません。食事療法と薬による治療は両方とも実施していかないと意味がないようです。

では実際どのような糖尿病の薬などがあるのでしょうか。

今回は薬の紹介をさせていただきます。抜粋元:<糖尿病>ヘモグロビンA1cを下げるコツがわかる本 p54~58 以下抜粋

スルフォニル尿素薬(SU薬)

糖尿病の飲み薬としては、最も歴史が深く安定性の高い薬剤で、最も利用されているようです。膵臓のβ細胞を刺激してインスリンの分泌を促進させる効果を持っている薬になります。また筋肉でブドウ糖が利用されるのを促進させ、肝臓からブドウ糖が放出されるのを抑制する働きがあるようです。この薬は膵臓にインスリンを分泌させる力がある場合に用いるようで、2型の糖尿病の人は膵臓からインスリンは分泌されているものの、分泌のタイミングが遅かったり、分泌不足がある場合には効果があるようです。注意すべきは低血糖を起こしやすいので、食べ過ぎの傾向がある人はこの薬でインスリン分泌増加作用が相まって体重増加を引き起こしてしまうようです。

ビグアナイド薬

腸管からのブドウ糖吸収を妨げると共に肝臓でブドウ糖が作られるのを抑えます。肝臓や筋肉での糖や脂肪の燃焼を促進させ、末梢組織でのインスリンの効きを良くして、少量のインスリンでも効果的に血糖値を下げる働きをします。インスリンの効き目が悪いインスリン抵抗性のために高血糖になっているタイプの人には効果があるようです。いつも食べ過ぎる糖尿病のタイプの人には効果的と言われています。肥満患者の心筋梗塞を防いだりするメリットもあるようです。ビグナイト製剤にはインスリン分泌を高め膵臓を元気づける体内物質のGLP-1の濃度を上げる作用もわかってきています。注意点としては、飲み始めや薬の増量中には嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状が起こるようです。血液中の乳酸が以上増えて、乳酸アシドーシスという副作用が極希におこるようです。

インスリン抵抗性改善薬(チアゾリジン薬)

インスリン抵抗性改善薬とはインスリンが大量に血液中にあっても効果を発揮しにくい状態を改善し、インスリンの効き目を高めることによって筋肉や肝臓でブドウ糖がエネルギーとして効率よく用いられるようにする薬のことをいいます。また血液中のアデポネクチンという脂肪細胞から分泌されるホルモンを増やして筋肉や肝臓での脂肪燃焼を促進するとともに肝臓から新たにブトウ糖が作られる糖新生を防ぐ効果があるようです。単独で用いる場合には低血糖を起こしにくく、血液中のインスリン濃度が低下する傾向になるため、低血糖を心配する人には良いようです。注意点としては、脂肪が増えて太りやすくなり約、2~3kgくらい体重が増えたという報告もあるようです。また体に水がたまりやすくなるため、心不全の人、心臓病の患者などは体液が多く貯まることで、心臓に大きく負担をかけてしまうため使うのが難しいです。女性の場合は骨粗鬆症になる可能性や肝臓障害になることもあるようです。

速攻型インスリン分泌促進薬

この薬を服用してからは約30分後には膵臓からインスリンの追加分泌が起こる薬です。スルフォニル尿素酸よりも早く分泌が起こると考えれており、食前に服用すると良いようです。血糖降下作用が起こるのが早く、作用時間が短く2~3時間で効果がなくなりますが、スルフォニル尿素酸よりも低血糖が起こりにくいとも考えれているようです。食前に飲むのを忘れて、食後に服用してしまうと血糖値が上がるタイミングがずれてしまい低血糖を起こす危険性もあるようです。注意点としては、極稀に心筋梗塞、狭心症、心臓病を持っている人は特に十分に気をつけて服用した方が良いようです。服用中は食欲が亢進するため、太り過ぎないように食事管理もしてく必要があります。

α-グルコシダーゼ阻害薬

αーグルコシダーゼ阻害薬は腸管でのαーグルコシダーゼという糖質分解酵素の働きを阻害してブドウ糖の吸収を遅らせる働きがあります。ブドウ糖が遅れて吸収されれば、膵臓からのインスリン分泌が遅れて、Ⅱ型糖尿病の患者でもタイミングが合って血糖値を下げることが容易になります。食事前の血糖値はさほど高くないのに食後に上がりやすい、比較的軽症のひとには食事療法のの補助的な薬として処方されるようです。注意点としては。お腹が張ったり、ガスがたまりやすい、下痢をしやすいなどの腹部症状が出る副作用があるようです。αーグルコシダーゼ阻害薬単独では、低血糖は起こりませんが、他の薬と併用して低血糖になった場合には、砂糖でなく、ブドウ糖を飲んで対処する必要があるようです。

薬も様々ありますが、効果が高いものには副作用がつきものです。以下に体に負担をかけないようにしていくのかは、食事療法やほど良くサプリメント、健康食品などで栄養素を補給したり、食べ過ぎをコントロールしていく必要があるのではないでしょうか。

 

抜粋元:<糖尿病>ヘモグロビンA1cを下げるコツがわかる本 p54~58 以下抜粋

 

 

 

 

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