糖尿病の診断基準とは?
2020/12/12


Activ-Michoko / Pixabay
こんにちは。ひご自然食品の久保です。前回は、世界中の糖尿病人口についてお話しいたしました。今回は実際糖尿病かどうか、病院に行きたいけど時間がない。どう判断したら良いかなど不安に思っている方のために、参考までに調査した内容を紹介いたします。
ヘモグロビンA1cが診断基準として追加?
2010年に糖尿病の診断基準が施行されました。以前の糖尿病の診断は血糖値を調べており、高血糖の状態が慢性的であるかどうかを調べるのが基準でした。何度も血糖値の測定をするため、患者の精神的金銭的負担と共に、発見が遅れてしまうことが懸念されておりました。そのためヘモグロビンA1cを慢性的な高血糖状態を診断するための判定項目に加えることとなりました。
糖尿病の判定項目
① 空腹血糖値126㎎/dl以上
空腹時の血糖値とは10時間以上水以外のものを口にせずに測定する検査で食事の影響が全くない時の数値になります。
② 随時血糖値が200㎎/dl以上
随時血糖値とは、食事に関係なく測定する。食前食後とは関係ない数値になります。
③ブドウ糖負荷試験時の2時間値が200㎎/dl以上
ブドウ糖負荷試験とは、10時間以上水以外を口にしない状態で採血して、その後75gのブドウ糖を溶かした液を飲んで30分おきに
2時間後まで測定する検査です。インスリン分泌機能などの判断基準になります。
・ヘモグロビンA1cが6.5%以上
ヘモグロビンA1cは過去の1~2ヶ月間の血糖値の平均を示す数値です。
①~③のいずれか、もしくはヘモグロビンA1cの数値でひっかかっているならば、以下の表を参考にしてください。
少しでも疑いがある場合は、お近くの病院へ相談されることをお勧めいたします。
参照元
<糖尿病>ヘモグロビンA1cをさげるコツがわかる本 栗原毅氏