高血糖とストレスの関係とは?
2021/02/04


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最近はストレス社会と言いますが、厚生労働省の『労働者健康状況検査』2012年によると現在の仕事に強い不安、悩み、ストレスを感じる事柄の労働者は1982年に50.6%だったのが2012年には60.9%と10%ほど増えています。日常生活にストレスは切り離せない状況にあるのが現状です。
喫煙と高血糖の関係とは?
どうしてもストレスがかかってしまうとタバコを吸ってしまう方も多いかもしれません。現在喫煙している人の糖尿病発症リスクは1.47倍にもなります。タバコを吸うことで、血管が収縮して血流が悪くなり動脈硬化が進んで心筋梗塞や脳梗塞の原因になってしまいます。さらに、タバコのニコチンやタールといった有害成分がインスリンの働きを低下させて糖尿病を招くとも言われています。
ストレスと高血糖の関係とは?
ストレスがかかるとこのような動きになります。
①ストレス
②脳を働かせる
③神経を張りつめる
④全身の筋肉を動かすためにホルモンが分泌される
⑤分泌されたホルモンはエネルギーとしてブドウ糖が必要になる
⑥血中のブドウ糖が増える
ストレスがかかり続けているとブドウ糖が血管内に常にある状態になり、高血糖状態になって、やがては糖尿病を発症してしまう可能性があります。
ストレスフリーになろう!
ストレス自体を生活の中から完全除去することは不可能です。ただし、ストレスを失くすというよりも、コントロールすることを心がけましょう。また少々オーバーでもいいから喜怒哀楽の感情を表に出してみましょう。鏡の前にで作り顔するのも良いようです。風呂に使って自律神経をリラックスさせてみるのも良いです。風呂の温度はやや低めの38度くらいでゆっくりつかるとなお良いようです。
ストレスと血糖値は関係について紹介させていただきました。ただ単に健康食や薬を服用することで、血糖値を下げることよりもご自身のストレスから解放するように心がけるとなお血糖値の低下に結びつくのではいないでしょうか。
糖質制限なしでかんたん糖尿病予防! 栗原 毅氏 監修