病気のサインを爪で確認しよう。
2022/02/07


hannahpirnie / Pixabay
爪を見ることは有りますか?女性ならマニュキュアで爪に色を塗ったり研いだりしてメンテナンスをすることが多いためよく見ると思います。男性は営業の方は、爪をしっかり切って、指先が綺麗になるようにしている方も多いと思います。今回はそんな爪ですが、体の健康状態を確認できる内容を調査してみましたので、紹介させていただきます。
爪とはそもそも何だろう?
爪は一見硬くて、軟骨などの骨のような感じがしますが、実は皮膚が角質化したものになります。タンパク質の一種で『ケラチン』という成分で出来ており、この成分は髪の毛と同じ成分になります。ケラチンは18種類のアミノ酸で構成されています。主には以下の3種類です。
ロイシン:ケラチンの約10%を占めるアミノ酸
肝機能を高める効果や筋肉を強化する作用があるとされている
シスチン:ケラチンの約15%を占めるアミノ酸
美肌効果や老化から体を守る作用があるとされている
グルタミン酸:ケラチンの約14%を占めるアミノ酸
脳の活性化や美肌効果の作用があるとされている
爪もそうですが、髪の毛も同様にアミノ酸で構成されているのですね。
爪の色を見てみよう!
爪の色がどんな色かみることで体の状態を見ることが出来ます。
ご自身はどの色になりますでしょうか?
①ピンク色 ⇒ 正常
②蒼白 ⇒ 貧血の可能性あり
③暗紫赤色 ⇒ チアノーゼ(血液中の酸素が欠乏した状態で、心臓病や肺の病気のサイン)
自分の爪の形を見てみよう!
①縦スジになっているのは老化です。爪床(爪が乗っている部分)の筋肉や爪自身が萎縮するために起こります。
②横スジになっているのは血液中のアルブミン(タンパク質)が不足している可能性があります。
慢性肝炎・肝硬変・肝臓ガンなどの長引く腎臓病、リウマチや結核など、長期に続く慢性疾患や貧血などで血液中のアルブミンが不足した場合に良く現れます。
③スプーン状爪は鉄欠乏症の貧血の可能性があります。爪が弱く、薄くなり扁平からスプーン状に反り返るのが特徴です。成人で鉄欠乏症貧血の場合は胃潰瘍、痔、子宮筋腫などの出血の可能性があるので、精密検査が必要です。
④割れやすい爪は貧血や慢性肝障害の可能性があります。肝炎、肝硬変、肝臓ガンなどでアルブミンの合成が低下して、長引く貧血による栄養状態の悪化から起こることがあります。
⑤爪がはがれやすくなっている場合は乾燥爪の可能性があります。
貧血や乾燥肌の人は、爪の中の水分が不足してはがれやすくなります。
⑥爪が分厚くて、弱くなるのは真菌症(カビ)の可能性があります。
水仕事や汗をよく人の手や指が常に湿っているひとがなります。いわゆる水虫です。足の親指に出来ることが多いですが、爪全体が黄色くなり縦の線が現れます。進行すると爪がボロボロト崩れるので早めの治療をする必要があります。
⑦太鼓バチの指は慢性の肺疾患、心臓病、肝硬変などの可能性があります。
気管支拡張症や肺気腫、先天性の心臓病、肝硬変を患っている人に多く起こります。指先がこん棒のように膨らみ、横に広がります。見た目はまん丸とて湾曲して横幅があります。爪床下の毛細血管の増加が原因とされています。
まとめ
爪は体の状態を見れるひとつの指標ではあります。健康診断や人間ドックなどでお医者さんに体を見てもらう場合は、マニュキュアをとって、爪の色や状態がわかりやすくしておくと病気の早期発見にもつながると思います。
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