冬虫夏草(国産)宮崎県産

サプリメントや薬膳料理などの素材に用いられる冬虫夏草

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冬虫夏草は菌種と昆虫の結合体

   

冬虫夏草はチベット・青海・四川・雲南など中国大陸の山岳地帯で自生するキノコのことで、昆虫(蛾の仲間の幼虫)に寄生しながら動物性のアミノ酸を栄養にして成長します。

このキノコは古代中国で薬膳料理や漢方薬の原料として利用されてきました。現在でも天然に産出されるものは非常に希少性が高く、重量当たりの値段は純金の2倍もします。

近年、冬虫夏草に豊富に含まれる成分が癌や白血病に対して有効であり、新薬の候補として研究が進められています。その中で特に注目されている成分がコルジセピン、βグルカン、エルゴステロールです。

コルジセピンはサナギタケに含まれる成分で、癌細胞の増殖を抑制する作用があることが報告されています。既存の抗がん剤は癌細胞のみならず正常な細胞にもダメージを与えてしまいますが、コルジセピンは癌細胞だけをアポトーシス(積極的細胞死)に導く作用があります。

βグルカンは癌細胞を殺すための免疫細胞(NK細胞)を活発化させる働きがあります。

エルゴステロールは癌細胞を殺すことはできませんが腫瘍組織に栄養を運ぶための血管が新生されるのを防ぐ特性があり、癌細胞に対して兵糧攻めを行うことで腫瘍の増殖を妨害します。

冬虫夏草に含まれる成分(アミノ酸)の多くは寄生する昆虫に含まれるたんぱく質を材料にして菌により合成され、菌種と昆虫の結合体であるゆえに漢方の王様と呼ばれるほどの薬効を持つことができるのです。

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