黒豆茶に含まれる有効成分に関して
2022/01/18
黒豆茶は香ばしくて美味しいお茶ですが、血糖値上昇抑制について研究されている機関がありましたので、紹介させていただきます。
黒豆茶がすい臓を活性化してインスリン増大!?
インスリンは血糖値を下げるホルモンの一種ですが、そのインスリンを分泌するすい臓を黒豆茶が活性化するという報告がありましたので、紹介させていただきます。黒豆にはすい臓の細胞を再生させる『トリプシンインヒビター』という酵素が含まれているそうで、この成分が十二指腸を刺激してホルモン物質を分泌させると、すい臓が活性化して、インシュリン分泌細胞を増殖させるのです。
トリプシンインヒビターは糖尿病への期待の物質に
以前まで、トリプシンインヒビターは有害物質としての扱いを受けてきました。タンパク質分解酵素のトリプシンの作用を妨げる物質であるからです。すい臓を肥大させる作用があるとも言われておりました。しかし、加熱することでトリプシンインヒビターが不活性化してトリプシンと結合することができなくなるため、加工工程で過熱されている、大豆や大豆製品は問題ないとい言われています。今まで、消化酵素への影響で認められなかった、トリプシンインヒビターは深刻化する糖尿病予防の成分として注目されています。
黒豆のポリフェノールが血糖値上昇を抑制!?
フジッコ㈱と神戸大学の芦田均教授、中部大学の津田孝範教授による共同研究から、高脂肪食によって起こる高血糖を黒豆のポリフェノールが抑えることが報告されています。高脂肪食のエサに黒豆種皮抽出物を濃度をかえて加えて、マウスに14週間与えました。血糖値を測定したところ黒豆種皮抽出物を摂っているマウスの方が有意に低くなったいう報告です。参照元:血管が若返る黒豆茶健康法 秋津壽男氏