花粉症の体質改善には漢方もよいと言われています。漢方の世界では、花粉症は体の不調が症状として表面に現れたものと考えます。
そのため、花粉症を治すというよりも、その人自身の体が抱えているストレス、不調、体内バランスの崩れなどの根源を考えて、そこから調整していきます。
ですので、処方される漢方薬はその人の体質や体調、不調の原因によってそれぞれ違うものが処方されます。
これが花粉症という症状に対して処方する西洋医学（一般医学）と漢方を始めとする東洋医学との大きな違いです。
もちろん、どちらが良い悪いということはありません。
場合によっては一般の薬や漢方薬を組み合わせて使用されることもあります。
それでは、体質改善の漢方薬にはどのようなものがあってどんな働きをするのでしょうか。
主なものとしては、
「当帰芍薬散」（血行をよくして体をあたためる）、
「小青竜湯」（水分代謝を良くして呼吸器の機能を改善）、
「柴胡桂枝湯」（ストレスなど自律神経の働き）
など代表的なものがありますが、どれがその人に必要な漢方なのかということはそれぞれ違いますので、ご自分の体質に合うものを漢方医などに相談して処方してもらうようにしましょう。
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