漢方などを始めとする東洋医学の考え方では、花粉症を発症する原因はアレルギー体質だからと言うものではなく、その人の現在の体調が大きなカギを握っているそうです。
東洋医学では、花粉症を発症する理由としては「血の巡りが弱っていることからこういった症状が出る」「リンパの流れが滞っているため代謝が悪い」という考えで、花粉に対して反応しやすい体質から反応しにくい体質へと変えていくように漢方やツボ押し、鍼などで体質改善を行うのです。
花粉症に良いとされるツボはいくつかあり、まずは、自分でケアできる花粉症のための体質改善に効くツボをいくつかご紹介します。
・足三里(あしさんり)と呼ばれ、体力を増進させて花粉症を予防する働きのあるツボです。ヒザのお皿の下のくぼみから指4本分下にさがった向うずねの外側にあります。
2つめは、湧泉(ゆうせん)で、冷えを改善してくれるツボです。特に東洋医学では冷えは万病の元とも呼ばれているため、体を冷やさないように心がけることも大切です。
これは、足の裏の土ふまずの前の方にあり、足の指をギュッと曲げたときにくぼむところです。
最後は、腎兪(じんゆ)で、アレルギー物質を抑えるためのホルモン分泌を補う作用のあるツボです。
おへその高さで腰に手を置くと、自然に親指が届くところにあります。
他にも花粉症の体質改善のためのツボはありますので、いろいろ試してみてもよいでしょう。
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