1人のスタッフで売り上げは大きく変わる

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野菜直売所を始めるにあたって私一人ではどうしようもありませんでした。
そもそも野菜などの専門知識が無い!致命的ですよね。
そこでスタッフを一人募集することにしました。
と言っても開店スタートが急だったので募集してもなかなかこちらの希望の人が来るとは限りません。なので、最初は地域の人材シルバーセンターにお願いしました。「野菜販売関係もしくは園芸関係の人をお願いします」と。
人材シルバーセンターとは、高年齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、 地域社会の活性化に貢献する組織です。なので、実は野菜販売の知識を持った方も多く在籍しています。
もちろん担当者がすぐに手配してくれて、1人の女性の方が来られました。さっそく当日からお願いして半日ほど出勤してもらいました。
しかし、ひとり目の方は数日ほど働いてもらった結果、園芸関係の方で「育て方は分かるけど品質管理は難しい」といった感じでした。ということで担当者の方に言って別の方を探してもらいました。
2人目の方は、もともとスーパーの品質管理をしていた方で、商品に対しての深い知識と、生産者へずばずばとアドバイスする60代の女性の方でした。この女性スタッフとの出会いで私の直売所は1年目で年商1億突破したといっても過言ではないくらい大貢献してくれました。
お客さんから見て野菜直売所で一番残念なことは何だと思いますか?
経験ある方も多いと思いますが、傷んでる野菜です。中には白菜など根元が腐っているものもあります。変形や虫食いは良いんですが、傷んでるとなると話は別です。やはりお客さんは避けます。たまにありますよね、売り場がガランとしていて残っているのは傷んだ(腐りかけた)野菜ばかり、、たぶんそういう直売所店には2度と行くことは無いでしょう。
そういうことが無いように徹底して管理してもらいました。
1時間おきくらいに売り場のチェックしてもらい、傷みかけた野菜は手入れする(葉を剥がしたり、傷んだとこを切ったり)、その後、どうしようもない商品は「返品コーナー」のかごに入れて生産者へ返す。常に売り場には新鮮で安い野菜しかない状態にしておく。
素人さんが直売所をやり始めたばかりのとこはこれが出来ていなくて信用を無くして倒産していくとこが多くあります。忙しいと思いますがこれは徹底してやってもらいたいです。
生産者に出品品を返す、という行為も、生産者の気持ちを思うと可哀そうだなとか思ってお客様に売りつけてしまうことがあると思います、が、これをやったらもう終わりです。お客さまより生産者を守る行為は倒産を招く行為なので気を付けましょう。
厳しい目を持ったスタッフがいてこそ売り場は守られます。一人の収集なスタッフを探しましょう!