さつまいもの葉

さつまいもの葉の部位について

2018/04/03

こんにちは。晨星興産㈱(しんせいこうさん)の久保です。

(最初に当社のさつまいもの葉の生産・加工についてはこちらをご覧ください。)

さつまいも葉はとても生命力が強い植物のひとつですが、さつまいも葉を詳しく見てみると、それぞれの部位によって役割があるので、生命力の強さを感じました。

サツマイモの苗の部位について

葉柄とは、葉と茎をつなぐ柄(え)のようなものでう、葉を支える役割の部位です。さらに、さつまいも葉をよく観察してみると、葉柄と茎の接合部に腋芽と呼ばれるものがあります。苗わけの時には、この腋芽を少し埋めるように植えつけると根がつきやすいです。不定根は植え付け前の段階ですでに観察されていて、葉柄の左右2箇所にツノように生えていて、芋になる根になるようです。

芋になりやすい根とは?

植え付け時の苗の大きさは、開いた葉が7枚が良いとされているようです。晨星興産㈱(しんせいこうさん)では、さつまいもの葉を植えつけるため、2~3節程度で植えつけています。芋のを栽培する上で、7~8葉(1葉は地中に埋まるように)の苗が良いというのは、蓄積養分が多いだけでなく、芋になる根原基(根のもと)が多く充実しているからだといわれています。下に葉柄と茎の付け根のところの断面図を載せています。

節のないところを植えても芋がつかないことも?

上図の切断面のところには、根のもと(根原基)がありますが、この部分を埋めないと芋がまったくつかないケースもあるようです。さらに気をつけないといけないのが、葉からは、発根を促すホルモンが出ていているため、植えつけるときに邪魔だと思って、取ってはいけません。節から出る根は発根力が強く、空中でも伸びだす力があります。さつまいもの生命力の強さを感じますね。

 

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