さつまいもの葉

ツルボケとは?

2017/06/27

auntmasako / Pixabay

こんにちは。晨星興産㈱(しんせいこうさん)の久保です。

(最初に当社のさつまいもの葉の生産・加工についてはこちらをご覧ください。)

サツマイモを栽培するときに『ツルボケ』とう言葉を聞いたことはないでしょうか?最近は、ツルボケしないように品種改良されているようですが、今回はツルボケに関してお話させていただきます。

なぜツルボケするのか?

ツルボケとは、葉が沢山茂って芋が大きく太らない状態のことです。ツルボケする原因の1つは、肥料(窒素分)が多いことが考えられます。さつまいも葉が茂って芋がつかない他の原因としては、土が硬い、湿りすぎ、地温が高い、乾燥、日照不足、老化苗などの要因もあるようです。

根の内部細胞を阻害しているから!?

芋になる根の内部に木部と呼ばれる箇所があります。この木部が分裂、肥大していくことで、芋が出来きていきますが、阻害されてしまうと、さつまいも葉で作った糖はツルと葉を伸ばすことだけに使われてしまい、ツルボケになってしまうようです。

ツルボケの原因の窒素の役割は?

窒素は葉緑素や細胞膜などを作るタンパク質の合成に不可欠で、ツルや葉が畑を多いつくすまでは必要です。だけれども、芋に澱粉を蓄える時期2~3ヶ月後にはあまり必要ありません。窒素があると、さつまいも葉で作った糖がデンプンとして転流されず、さつまいも茎葉の伸長に使われてしまいます。芋の収量、および食味が悪くなってしまうのです。

参照元

まるごと楽しむ サツマイモ百科 武田英之氏

 

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