さつまいもの葉の歴史
さつまいもの葉の歴史(1)
1980年頃、農林水産省、出先研究機関である九州沖縄農業研究センターにて機能性成分探索が開始されました。
理由は、“痩せた土地でも爆発的な生命力で繁殖し、しっかりとした芋を収穫できる。歴史書では、江戸の大飢饉を救った話もある。そのような作物は必ず茎葉に秘密がある。”
肯定的な意見とともに、否定的な意見も出ます。
“漢方として甘藷茎葉は採用された歴史が確認できない。有効成分は見つからない。”とも言われていました。
しかし1990年頃、とても珍しいポリフェノールが見つかります。そのポリフェノールは空気に触れると反応して消える、茎葉が収穫されるとみるみる分解を始める。とても反応力のあるポリフェノールでした。このあたりから、製薬会社、大学、様々な機関で研究が盛んになり始めます。