ポリフェノール

悪玉コレステロールは本当の悪でない!?

2018/04/03

こんにちは。晨星興産㈱(しんせいこうさん)の久保です。

(最初に当社のさつまいもの葉の生産・加工についてはこちらをご覧ください。)

日本人の死因1位だったのは脳卒中だったのですが、それが昭和56年に癌が1位になりました。2位が心臓病、3位が脳卒中で、心臓病も脳卒中のどちらも動脈効果が主な原因であるため、実質の1位は動脈硬化といっても過言ではないと思います。動脈硬化と活性酸素との関係が最近になってわかってきているようです。動脈硬化は全身的な血流障害ですが、心臓では心筋梗塞、狭心症を脳では脳梗塞、脳出血などを引き起こす原因とされているためです。

善玉と悪玉コレステロール

そもそも動脈硬化というのは、血管の壁が肥厚して硬くなり、動脈の内腔を狭くすることを言います。コレステロールは脂肪であるため血液中には溶けません。『リポたんぱく』という形で毛付きに存在しており、リポタンパクの内、LDL(低比重リポたんぱく)が動脈効果を引き起こし、HDL(高比重リポたんぱく)が動脈硬化を防ぐということがわかっています。一般的にはLDLは悪玉コレステロール、HDLは善玉コレステロールとして知られています。

悪玉コレステロール LDL (低比重リポたんぱく)

善玉コレステロール HDL (高比重リポたんぱく)

悪玉LDLコレステロールが悪ではない?

最近の研究では、本当に悪いのは、悪玉コレステロール(LDL)ではなく、活性酸素によって生じた『変性LDL』が本当の悪だということがわかっています。活性酸素がLDLを酸化して違う性質の変性LDLにしたのが問題となります。変性LDLになると各組織の細胞で構成成分になったり、エネルギーに変換されることができなり、生体にとって異物とみなされます。そこでマクロファージという掃除屋が自分の中に変性LDLをどんどん取り込んでいきますが、取り込みには限界があり、変性LDLはどんどん溜まってしまいます。するとマクロファージ自体が変性化してしまい、脂肪(過酸化脂質)でギラギラして膨れ上がって泡沫細胞となり、パンパン腫れ上がることで血管内膜を持ち上げて、泡沫細胞の死骸とコレステロールとでドロドロになります。こうなると血管の弾力性が失われ、血管壁はもろくなってしまい動脈効果になってしまうのです。

 

参照元:専門医がやさしく教える活性酸素 近藤和雄氏

 

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