沖縄の人はさつまいの葉を食べている!?
2018/04/03
こんにちは。晨星興産の久保です。前回、台湾でさつまいの葉が葉物野菜として食べられていることを紹介しました。今回は、ここ日本の沖縄でさつまいの葉が食べられているので紹介させていただきます。
沖縄で食べられている!?さつまいの葉とは?
沖縄ではさつまいの葉のことを方言で『カンダバー』と言うそうです。芋を食べるためのものではなく、さつまいの葉や茎を食べるために開発された品種のようです。葉はやわらかく、茎はシャキシャキ食感で味もクセなく食べれるようです。
さつまいも葉と沖縄の歴史
約400年前に琉球の官史が中国から沖縄にさつまいもを持ち帰ってきており、そのころの沖縄の主食は米や麦でした。沖縄は台風がとても発生しやすい地域で、何度も作物が被害にあい、飢饉に陥ることもありました。ですが、さつまいもは場所を選ばずにものすごい繁殖力を持っています。さらに栄養もあることから、さつまいもとさつまいもの葉は、沖縄の人の胃袋を助けてきたという輝かしい歴史があったのです。
沖縄人の髪を洗う!?さつまいの葉
沖縄では、カンダバー(さつまいもの葉)を4,5枚揉んで出てきた粘りを、髪につけてから洗うと髪に潤いが出るという美容法もあるようです。食材としては、沖縄の一般スーパーで並んでいるさつまいの葉ですが、まさか美容にまで沖縄の人たちが利用しているとは、無駄なく利用しているなと感心するばかりです。