さつまいの葉を脅かす虫
2018/04/03
こんにちは。晨星興産の久保です。しばらくすると梅雨が明けて、夏が到来します。さつまいの葉は多く茂ってきますが、同時に害虫も大量発生してしまいます。今回はさつまいの葉を食べつくす虫について紹介させていただきます。
さつまいもの葉を食べる虫!ナカジロシタバ
ナカジロシタバはチョウ(鱗翅)目ヤガ科に分類され、さつまいの葉を沢山食べる恐ろしい虫です。写真のように体は灰色です。
7~9月にかけて1~2回発生して9月でピークを迎えます。夏が高温少雨であると発生が多くなる傾向があります。また恐ろしいことに蛹で越冬することもあるため、
春先の内に、ハウス内に農薬散布する方もいるようです。
ナカジロシタバの画像(晨星興産の管理圃場で発生したもの)
さつまいの葉を食べる虫 ヨトウムシ
夜に葉を食べる虫で、夜盗虫でヨトウムシと言われているようです。肥料過多な植物につきやすく、ものすごい勢いで植物を食べつくしていきます。
食べるものがなくなれば、他の畑へ大移動を始めます。
参照先:住友化学園芸
http://www.sc-engei.co.jp/resolution/pestanddisease/photolist/details/1273.html
さつまいの葉を虫から守る 農薬対策とは
晨星興産では農薬はほとんど使いません。ただし、どうしてもさつまいの葉に農薬をかけたいという方へはこちらの農薬になります。
ラービンフロアブル http://www.greenjapan.co.jp/labin_f.htm
アグロスリン水和剤 http://www.greenjapan.co.jp/agrosrin_s.htm
注)乳剤とは間違わないように
他には有機JASでも使える「STゼンターリ顆粒水和剤」
天然微生物(B.t.菌)チョウ目害虫への対策としてあります。
虫たちもさつまいも葉が美味しいことは良く分かっていますが、晨星興産では農薬を使わずに虫と戦っています。