さつまいもの葉

さつまいもの葉の4つの秘密とは?

2018/04/03

さつまいもの葉の茎の部分は戦後に食べられていた食材です。東南アジアや台湾などでは野菜炒めなどで食べられていますが、日本では食料として知られていません。

実はさつまいもの葉には様々な能力のひみつがあったのです。

ひみつ① さつまいもの葉には3つのポリフェノールが含まれている!?

さつまいもの葉にはおおまかにカフェ酸、キナ酸、クロロゲン酸、ジカフェオイルキナ酸、トリカフェオイルキナ酸の5種類のポリフェノールがあります。特にジカフェオイルキナ酸はさつまいもの葉のポリフェノールの中で約70%を占めており、ヒト胃がん、アルツハイマー症などの研究がすすめられています。

参考文献:サツマイモ葉ポリフェノール類によるヒトがん培養細胞の増殖抑制効果

カフェオイルキナ酸によりアルツハイマー症予防効果

ひみつ② さつまいもの葉に含まれるポリフェノールは薬と同等のチカラ!?

さつまいもの品種の1つである、すいおう葉を用いて、アルドース還元酵素の動きを抑制することで、最終的に産出される糖尿病性神経障害の原因となるソルビトールを抑制する効果について報告されています。アルドース還元酵素阻害活性は、医薬品のエパルレスタット(商品名:キネダック)と同等の阻害活性を示したと報告されています。

図 ポリオール代謝経路

糖尿病神経障害の原因!?ソルビトールの発生について

ご飯や甘いものを食べると体の中に糖分、ブドウ糖が増えてきます。ブドウ糖が増えすぎると、ソルビトール脱水酵素の無害化処理が追いつかず、ソルビトールが蓄積してしまいます。ソルビトールの蓄積で、細胞内に水分を取り込んでしまい、細胞の浮腫を生じさせて、最終的には糖尿病神経障害などを引き起こしてしまいます。

 

ひみつ③ さつまいもの葉の生命力

さつまいもの葉を苗で分けていくと、一見枯れたようになりますが、土に根をおろして着実に土から栄養と水分を吸収していきます。苗わけの時に枯れた部分は土になり、次々に新しい葉が出てきます。

ひみつ④ さつまいもの葉の栽培方法でポリフェノール量が変化!?

amissphotos / Pixabay

サツマイモのポリフェノールも弱点があり、土が肥沃になり過ぎたり、除草剤、殺虫剤などの農薬を散布したりするとポリフェノール含量が減ることを、確認しております。(自社調べ) そのため、弊社では農薬を一切使わずにサツマイモの葉を管理しております。

 

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