35歳以下で4人に1人が二次性高血圧!?
2018/04/03
こんにちは。晨星興産㈱(しんせいこうさん)の久保です。
(最初に当社のさつまいもの葉の生産・加工についてはこちらをご覧ください。)
今回は2次性高血圧についてお話しさせていただきます。2次性高血圧は血圧が上昇するのが明らかで、その原因が分かれば治療して治すことができる高血圧になります。
4人に1人が二次性高血圧!?
35歳以下の高血圧の患者で4人に1人が二次性高血圧のようです。以前は10%程度を考えられてきましたが、原発性アルデステロン症などの頻度が意外に多いという報告もあり、10~20%が二次性高血圧とされています。
二次性高血圧とは?
比較的頻度の高いものとして、腎実質性高血圧、腎血管性高血圧、内分泌性高血圧(原発性アルデステロン症、クッシング症候群)が挙げられます。
腎実質高血圧とは?
腎実質は、糸球体や尿菜館などの血液をろ過して尿を作る機能を担っている部分になり、腎臓の血管以外の部分を指します。腎実質高血圧の主な原因2つの腎障害になります。1つは、腎臓の糸球体が障害を受けて、たんぱく尿や血尿が出来る病気なので、慢性化すると少なくても3ヶ月以上も続くようです。これが慢性糸球体腎炎になります。
2つ目は、多発性嚢胞(のうほう)腎という病気で、遺伝性の腎臓病で、腎臓の両方に液体が溜まった袋が無数にできる病気です。嚢胞が大きくなると、腎臓の組織が圧迫され、ろ過能力が衰えて、腎機能が低下して腎不全に至ってしまうようです。多発性嚢胞の原因は詳しくは分かっていません。進行すると、腰痛、血尿、高血圧があらわれて、腎盂腎炎や尿路結石、尿路感染などを併発しやすくなるようです。日頃から血圧コントロールを行って、進行を遅らせていくのも手段のようです。
参照元
高血圧 最新治療と食事 平田 恭信氏