ポリフェノール

アルツハイマー型認知症とさつまいの葉のポリフェノール

2018/04/03

srossign / Pixabay

こんにちは。晨星興産の久保です。アルツハイマーの世界人口は2050年には1億3200万人に達していて、現在の約3倍になる可能性があると国際アルツハイマー病協会が発表しています。高齢化が進んでいくと避けては通れない現実があります。そんな中、筑波大学ではアルツハイマー型認知症にポリフェノール(ジカフェオイルキナ酸)が効果があるのかどうか、研究が進められていました。

アルツハイマー型認知症とは?

アルツハイマー認知症は体験の一連した記憶(エピソード記憶)がそっくり欠落するために起こる、物盗られ妄想が良くみられます。大事になものを失くしたとい体験自体を忘れてしまうため、欠落した記憶を取り繕うために、物は盗られたのだと嘘の体験を作り上げてしまうのです。

アルツハイマー型認知症のアミロイド仮説

アルツハイマー型認知症では、早期に老人斑が沈着して、その数十年後には神経原線維変化や神経細胞の脱落が起こってきます。何らかの異常でβセレクターゼ、γセレクターゼが神経細胞体の細胞膜に存在するAPP(アミロイド前駆体タンパク質)を分解してAβが産生されます。通常はAPPはαセレクターゼで分解され、Aβは産生されません。

APP:アミイロイド前駆体タンパク質 Aβ:アミロイドβ

産出されたAβは細胞外に凝集沈着させ、老人斑になっていきます。さらにAβによって微小管に結合するタウ蛋白質が異常にリン酸化され微小管が崩壊する。細胞内に異常なタウ蛋白質が蓄積して神経原線維変化がおこります。

老人は胃は細胞外から神経原線維変化は細胞内から神経細胞を傷害して、神経細胞はアポトーシス(変化、消失)していきます。これが大量に起こるとアルツハイマー型認知症が発症してしまいます。

アルツハイマー型認知症とさつまいの葉のポリフェノール ジカフェオイルキナ酸のチカラ

神経細胞の毒素Aβ(アミロイドβ)を正常な神経細胞に添加して、細胞の生存率を調査していました。さつまいの葉やコーヒーに含まれるジカフェオイルキナ酸(ポリフェノール )を添加したところ、ポリフェノールが神経細胞の毒素のアミロイドβから神経細胞を守っていることを筑波大学は報告しております。今後のアルツハイマーへの効果が期待されています。

参照元:カフェオイルキナ酸によるアルツハイマー症予防効果 筑波大学

 

 

 

 

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